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〜世界旅行 8日目〜 2時間遅れの電車、美しすぎるAgra Fort、心打たれた人種差別。

今日の朝は久しぶりにゆっくり。
そして、
ゆっくりだと思っていたが、
ゆっくりにならないのがインド。

まず、シャワーのお湯が出ない、、、
スタッフを呼ぶとよくわからないスイッチを押すと解決したかと思いきや、
多少緩くなっただけのほぼ水滴シャワー。

日本のガッっと出るシャワーは本当に天国なんだなあとしみじみ。

そして、もちろん?ドライヤーもない。
びしょびしょに濡れた髪を全力でタオルドライ。
これで今日のヘアセットは終わり。
セブでの生活を思い出す。

朝ごはんを屋台に食べに向かう。
道中にはたくさんの犬と猫。
子猫も子犬も自分で飯を探して頑張って生きてる。

強く生きて、、、

歩いて数分で
美味しそうな匂いがするお店を発見。

インド初の屋台飯。
隣の親切なおっちゃんが値段やどんな料理かを教えてくれた。

僕はチョーレー・バトゥーレーという
北インドの朝ごはんとしてよく食べられるものを頼んだ。
これはバトゥーラーと呼ばれる揚げパンのようなものとチャナマサラと呼ばれるひよこ豆のカレーのセットである。

これで30ルピー(54円!!)
しかもチャナマサラはおかわり無料

食べてみるとめっっっちゃおいしい。
バトゥーラーにほのかな甘みがあって
それとチャナマサラのピリッとくる辛味が
めちゃくちゃマッチしている。

ものの5分ほどでたいらげてしまった。
そして、作り方が気になって見ていると
松崎しげるより黒い油にバトゥーラーを入れているのではないか。
どうか。どうかお腹壊しませんように。。。

油に入れた後バトゥーラーが膨らむ。

腹ごしらえも終わり、11:25発の電車を待つ。
インドはもちろん駅もカオス。

入り口は爆睡わんこがお出迎え
回るシーリングファンに乗って鳩が遊んでいる

カオスな駅を後にめちゃくちゃ長い電車の15両目に乗り込む。
3時間のほどの長距離列車なので
座るというより寝れる席が一人一つある。

思っていたより快適でびっくり

トコジラミとか怖いので清潔なシーツを引いて
ダラダラ待ち続ける。
そして、余裕で到着予定時刻を超えていく。
電車が止まり、ずっと動かない。
13:50着の予定が結局16:00に着。
今日行く予定だった
タージマハルは行けなさそう( ;  ; )
インドからの洗礼をまた受けました。

このオープンな連結部分から
まだ電車が動いているのにじゃんじゃん人が乗ってくる

お腹がかなーーり空いていたので
電車から降りておやつを購入。
その名もサモサ。中に塩味の強いじゃがいもが入っていて見た目の割にかなりお腹に溜まる。
インド観光でお腹空いて
倒れかけている人におすすめ。

これで35円とか!!安い!

その後、ホテルに猛ダッシュでチェックインをし、
Agra Fortに向かう。
ここはシャー・ジャハーンというタージマハルを建設した皇帝が幽閉されたことで有名な城である。
入り口を越えるとものすごい光景が広がる。

個人的に左右対称の建築物や風景が大好物なので
写真を200枚以上撮ってしまった。
ちょうど、夕焼けの時間だったので
最高のAgra Fortを楽しめた。

それに加え、Agra fortからは
タージマハルも見える。
これが不思議で生で見るとかなりおっきく見えるのに、写真で撮るとめちゃくちゃ小さくなる。
遠近法的ななんかで見る場所によって大きさが全く違う。不思議。

ちっちゃ!!

ゆっくりT君と鑑賞していると、
地元の子供達が
写真を撮って!と要求してくる。
新手の観光客に向けた、写真を撮った後に
お金を請求してくるものかなと思っていたら、
一緒にセルフィーで撮ってほしいとのことだった。
え!?!?なんで!?!?となったが、
おそらく日本人が珍しいんだろうと思い、写真を撮った。

綺麗な目をしてるガキンチョたち。

その後もインドの男たちにもセルフィー一緒に撮ってほしいと言われ、よくわからないカオスな状況に。なんじゃこりゃ。

大満足のRed Fortを終え、
トゥクトゥクを探していると、
また子供に声をかけられる。
「You are Korean?」と言われたので
「No,I'm Japanese」と返す。
するとスッっといなくなり、え??なんで??日本人じゃだめなの??となる。

ここで写真を撮った子供たちを思い出す。
もしかして、彼らは僕たちを韓国人と勘違いして、
ただ、韓国人と写真を撮りたかっただけ
だったのではないかと。
ニューヨークで受けた
Go back to your country!!よりダメージの大きい
人種差別をくらった気分になった。

辛辣!!本当に!!

ビビったよね最初

そして、トゥクトゥク探しに戻り、
あるおっちゃんから話しかけられる。
初日のこともあったので僕たちはかなり警戒していた。
しかし、急にネット接続が悪くなり、
Uberが使えない。

苦渋の決断だが、おっちゃんに頼むことに。
するとかなりフレンドリーなおっちゃん。
おすすめのレストランを案内してくれるとのこと。
ちょうど夜ご飯先も探していた僕たちにとってはかなりありがたい。

多少高くてもインドの物価であれば耐えるだろうと思い、レストランに案内してもらう。
かなり清潔で豪華に見えるレストランに到着。

お値段が怖かったが、1人1000円くらいで収まりそうだったし、クレジットカードも使えそうだったのでそこに決定。

僕たちは、バターチキンカレーとライス、ガーリックナンを注文。
店員さんから勧められたインディアンビールも頼んだ。

念願のバターチキンカレー!

カレーの味は正直、日本のインドカレー屋さんと変わらない。
なんとも寂しい気持ちにもなるが、普段、インドカレー屋さんで食べているカレーはかなり本格的なんだと感心もしてしまう。
しかし、中に入っているチキンのクオリティは
相当高い。


おそらく、タンドリーチキンを炭で焼いた上で
カレーの中に入れているため、
チキンの香りがぷんぷんしていて、ご飯と食べると本当に天にも昇る味。

そして、そのカレーだらけになった口の中にビールをかき込む。
これぞ至福。

ほのかに甘くて美味しい

店員さんのサービスも良く、後で色々話して仲良くなった。
めちゃくちゃマッチョの店員さん。

かっくいい漢ですねえ。
日本の女の子と付き合いたいらしい。

そして、トゥクトゥクのおっちゃんにまた拾ってもらい、明日のデリー行きのバスチケットを購入後ホテルに帰る。
アグラからデリーまで200kmだが、ひとり900円くらいで行ける。
日本に戻ると値段が高く感じまくりそう。ほんとに。

結局、めっちゃいいおっちゃんだった。

ホテル到着後、
ホテルの外で何やら野球のようなものを見ている人がいた。
これは何?と聞くとクリケットらしい。
どこ対どこ?と聞くと
まさかのインドvsイギリス。

インドはもともとイギリスの植民地下。
どちらも負けられない因縁のバトル。
偶然、インド人が一番盛り上がる熱い試合に
出くわしてしまった。

得点した時、大叫びしてた。夜12時。

2日目もトラブルだらけのインドだったがそれが魅力なまである。
心からけっこう好きな国かもしれないと思っている自分がいる。
ぱっと見怖いが、
話してみると本当に親切な人が多い。

明日はやっとこさタージマハルに行けるので
ワクワクしながら寝ていこうと思います。

それではまた!

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