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短歌・俳句・川柳まとめ

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短歌や俳句、川柳などをまとめていきます。
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2023年12月の記事一覧

見上げたらつめたい星があの空をひっかくように流れていった

ストーブの側にいたくてしかたない もっと良いことばがあったはず

水道の冷たい水を飲み干して空を見上げる 月が見ていた

生活や人間が崩れていても立ち直るから大丈夫だから

魂が焦がれるほどの熱情をぶち破りたいほど君が好き

眠れずに泣いた分だけ軽くなるはずの身体がやけに重たい

居間にあるみかんを手にし剥きながら二口で食べ指の香をかぐ

「もうダメ」をどうにかこうにかやり過ごすその繰り返し 生きていていい

ひとしきり眠り続けて目覚めたら焦りも消えた 水がつめたい

ひとつぶの金平糖をなめながらぼくのペースで進んでいこう

ふかふかの服を着ている人たちが街にあふれて冬がはじまる

天空の斧の名を持つ錠剤を上手にできた湯冷ましで飲む

みんなして顔には出さずつらそうに透明なまま働いている

少しずつやっていければ終わること秋から冬へうつろう季節