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お布団へたゆたうように横になりあくびをひとつ目を閉じてゆく
なんとなくさびしくなって電話した 花火の音が遠くきこえた
陽射しから隠れ入った木陰にて風吹き抜けてどこまでも夏
書く時間 ぼくの心の凹凸が白紙の上をてくてくと行く
笑ってる 君の笑顔を思い出す あぁこんなにも遠い恋人
起きるのが楽しみになる仕掛けとかたくさん設置しておくからね
私の記憶ではない夢の中ダイオウイカが空を泳いで
呼ぶ声が届くといいならららららそれはきっと美しいから
空腹で気が立っている僕はマジただの嫌なやつみたいで嫌だ
一日の終わりに嬉しかったことメモに書き出しその日を終える
あたらしいシャンプーにしてあたらしい日々になるから世界はまるい
てきぱきと虫歯を治すようにしてほころぶ愛を繋ぎとめたい
縦長のサーキュレーター君だけが夏の頼りだ しとやかな風
夏の日の暑さ寒さに疲れ果て清きピアノに抱かれて眠る