改札口のタッチパネルが右にある不便
この世の中は、右利きが多いから右手で処理するように作られている。しかし、それが意外と不便なことがある。
駅の改札口を通るときに、タッチパネルが右側にある不便を何度か体験した。特にカートを引いている時は不便だ。
これは自分がよくする体験だ。
改札口を通過しようとしたら、右手がカートを引いていて、ふさがっているので、仕方なく立ち止まりカートの取っ手を左手に持ち直して、右手で右ポケットからパスモカードを取り出して、通過した。
この障害をどう考えればよいのだろうか。愚考する。
カートは利き腕で引くのが楽だから、多くの人は、カートを引く右手がふさがれている。改札口のタッチパネルは、右利きの人のために右手で操作するようにできている。右手と右手が競合している。どちらかが譲らないといけないことになる。左手でカートを引くのは疲れるが、左手で交通系カードを持つことは簡単だ。だから、妥協するのは改札口ということになる。
こんな光景もよく目にする。
スマートウォッチを左手にはめている人が、身体をひねらせて左手首を右側にあるパネルにタッチしている。
今やスマホで通過する人も増えている。多くの人は、スマホは左手で持つので、これもタッチパネルは左側にあった方が便利だろう。
それでも、多くの人は、カードを右手に持ち通過することに慣れている。カートを引く人や、スマートウォッチやスマホで改札口を通過する人には、不便であるが、まだ少数派にも見える。これは数の問題とも思えるし、時代の流れは、やがて少数派が多数派になるとも思える。
改札口のタッチパネルは、右側にあるべきか、左側にあるべきか、半分ずつにするべきか・・・