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カブトムシが羽化した

あれ!カブトムシの幼虫だ。
4月の中旬だったが、八百屋の店頭にカブトムシの幼虫が出ていた。動物好きの孫が喜ぶかなと4匹買って帰った。

早速、百均で飼育ケースと幼虫マット(飼育用の土)、ちょっと早いが昆虫ゼリーとエサ台も買った。百均でこんなにカブトムシ飼育セットが売られている。需要があるのだろう。

初めての飼育体験。ネット情報を頼りに飼育環境作りをする。土の深さは10センチ程か、土は握って団子になる位の水分量か。幼虫を入れたらいつの間にか土中に潜っている。(後に土が浅かったことに気づいた)

毎日、ケースの中の幼虫を見ていた。時々、這い回っているのが見られた。黒い糞が溜まりだした。5月中旬過ぎの頃だ。サナギになる前に土を取り替えることにした。静かにケースから土を出すと、白い塊が見つかる。嫌な感じがした。ウーン、どうやら幼虫が死んでしまったようだ。しかも3匹も。1匹だけは元気だった。何が悪かったのだろう。

改めて新しい土を入れて、深さを測ると10センチが思ったより長い。4月に入れた土が10センチと思ったのが全然足りなかったのが、原因かと思う。かわいそうなことをした。

たっぷりと土を入れて、飼育ケースを玄関の元の場所に置いた。1匹は元気に動いていて、すぐに土中に潜って行った。蛹室を作りその中でサナギが羽化するのを待つらしい。トイレットペーパーの芯を立てて土中に埋めると蛹室の代わりになると書いてある。その通りに入れて見た。

6月中は全く姿を現さない。上手くサナギになっているのか心配だ。毎日、土が乾燥しないように霧吹きでかけてあげる。

7月に入り、急に蒸し暑くなった。幼虫はどうなっただろう。

7月5日、外出から帰り、ふと飼育ケースを見ると、茶色いものが動いていた。カブトムシだ!見事にサナギになり、羽化していた。メスだ。誕生おめでとう!昼間なのにケースの壁に張り付いている。すぐに、エサをあげよう。用意してあった甲虫ゼリーをクヌギでできたエサ台の丸穴に入れて、マットの上に置いたら、すぐにやって来て、食べている。よく見ると口をモクモグ動かしているのが分かる。これで安心だ。

さっそく、カブトムシが羽化したと息子に知らせる。そのうち持って行くからね。大事に育ててね。

翌朝、飼育ケースを見ると、ゼリーが食べて無くなっていて、空容器が逆さになって転がっていた。すごい食欲だ。幼虫で死んでしまった3匹の分まで元気に生きてほしい。

羽化したばかりのカブトムシ

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