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人間という動物が嫌いだ

私って、心の声にはいつも素直でまっすぐでいるんだなあと他人と接してみて感じました。時には現実的すぎて、避けたいぐらいの残酷さに触れることになるけれど、私は自分の気持ちに嘘はつけません。

年齢の数字が増えるにつれ、誤魔化す人が増えてきたように思います。自分の幸せはこんな所には無いのに、逃げずに誤魔化してそこに立ち止まってる人もいます。

私は分かりません、どうして嘘をつくのでしょうか?自分の気持ちに嘘をついて生涯を終えて一番後悔するのは貴方本人でしょうに。

私は残酷ながら、真っ直ぐに生きている、というか真っ直ぐに"しか"生きられないので、動物に好かれます。嬉しいから笑顔になる、悲しいから涙を流す…簡単なので、動物と心を通い合わせやすいのかもしれません。

動きたくないというなら動かないまま1日を終えることもよくあります。私はその生活が好きなのですが他人は、社会は、そうさせてくれないようです。学校という制度が嫌いでした。


私は、牛になりたい。誰に縛られることもなく暖かい日差しの下で草を食べ続ける、そんな牛になりたい。私という牛が亡くなった時、人間が管理している牧場の下で管理されていたという事実を知って、今まで生きてきた「何不自由ないほどの自由な世界」は、実は人間によってつくられていたのだと知り、絶望したい。

生きる牛である私は、何も悩むことのない社会に降り立ち、牛同士干渉することもなく、暖かな日差しの下でのんびりと暮らしてそのまま死にたい。

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深海 もみ
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