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『ひとり親けんこう白書』第3章 つながりとピアサポート グループリフレクションとは

グループリフレクションとは

リフレクション(reflection)とは「内省」「ふりかえり」を意味する言葉です。これをグループで行うことで「自己目線」の内省だけでなく、暖かい「他者目線」も加わり、より効果的に自分自身を発見・成長させることができます。

グループリフレクションは、ボストンのフィッシュファミリー財団が主催するJapanese Women’s Leadership Initiativeのプログラム卒業生とJWLIとが協働して開発したエンパワメントの手法です。

シングルマザーズシスターフッドの代表吉岡マコはJWLIの2018年プログラムの卒業生で、JWLI主催のグループリフレクションに何度も参加するうちに、この手法がシングルマザーのピアサポートを生み出すのに有効だと気づき、シングルマザー向けのグループリフレクションを導入しました。

どんなことをするの?

頻度:2週間に1回(全5回)
時間:60分
日時:グループのメンバー間で調整
(週末早朝、週末夜、平日夜などでグループ分け済)
人数:1グループ3~4人
役割:進行役1人、タイムキーパー1人(持ち回りで担当)

事前準備

・メンバーで日時の調整
・当日までにリフレクションシートに各自が記入

リフレクションシート

当日の流れ

・会のグラウンドルールを確認
・チェックイン(今の気分を1人1分程度で話す)
・発表の順番を決める
・発表(振り返り5分→フィードバック8分)×参加者4人
・チェックアウト(感想を簡潔に話す)
・次回の日程と、進行役、タイムキーパーを決めて終了

参加者の声

ふりかえる効果
・できたことの見える化になる!達成感が得られる。
・過去をふりかえったり、少し先の未来について考える時間になる。

日常にメリハリがつく
・2週間後を無事むかえるために、健康管理をしたりスケジュールを管理したり、効率的に過ごせる。
・60分で終わるようみんなで協力するからダラダラと長引かない。

自己成長の実感
「自分のことで精いっぱい」だったのが「人のことを応援したい気持ち」に変化・成長していった。

ビジネススキルも向上
・人前で自分のことを話すのが、億劫でなくなった。
・zoom,teams,GoogleMeetなど色々なオンライン会議ツールを使いこなせるようになった。

以上、グループリフレクションというアドバンスプログラムと参加者の声をご紹介しました。次回はグループリフレクションの効果をご紹介します。

2023年9月27日(水)12:00-13:00
『ひとり親けんこう白書』完成報告ライブ配信を開催しました。
アーカイブがありますので、よろしければご覧ください。
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