力の源泉に触れる!
なだらかな 坂道を上れば 川内
広瀬川から 幾重にも重なる 緑の丘
僕は最近まで知らなかった。
かつて学んだ学校に公式校友歌があるなんて。
曲をプレゼントしてくださったのは、同窓生でもある小田和正さん。
東日本震災の復興を支援するためだと言う。
『緑の丘』と言うタイトルは、杜の都仙台を更に印象付ける。
この街は僕が住んでいた頃と比べると、今ではすっかり様変わりしましたが、広瀬川から幾重にも重なる緑の丘は、30年以上の時を経た今でも何も変わっていません。
明けてゆく 青葉山に かけがえのない 今を想う
僕らの時は 限りなく ゆっくり 流れてる
川辺の土手に腰を下ろして、遠かった道のりを深く思い出していた。
どうやってここまで辿り着いたのか、どうして自分がここにいるのか、何も思い出せなかった。
遠くに見える山並みの稜線に、優しい陽光を注ぐ夕日がもたれかかっている。そんな景色に心を奪われ、気がつくと溢れる涙のせいで夕日が滲んでいた。今でもはっきり覚えています。
この曲を聞いた時、すっと昔の光景が蘇ってくる。
お金は無かったけど、その分いっぱい夢があった。希望もあった。
期待に胸を膨らませていました。
やがてみんな それぞれの 目指す場所へ 旅立って行き
そしていつか 杜の都 仙台は ふるさとに なって行く
今ある自分は、あの時に誓ったこの場所のお陰かも知れない。
友達はそれぞれの場所で精一杯生きている。
それまで縁もゆかりも無かった仙台と言う場所は、今ではすっかり”心のふるさと”になっている。
優しい気持ちが溢れてくる。
明日からの活力が湧いてくる。
『緑の丘』は校友歌としてだけではなく、万人を平等に癒してくれる。
誰だって力が溢れ出す場所がある。想い出の場所がある。将来を誓った場所がある。その場所に立つと不思議と力が湧いてくる。
勉強、仕事、子育て、闘病、看護、介護、皆んな多くの困難を抱えている。
そんな時に思い出して欲しい。力が溢れ出すあなただけの源泉を。
今ある幸せは、過日経験した未曾有の震災で失った尊い命の上に成り立っている。昨今でも多くの問題を抱えていますが、僕たちは絶対に乗り越えなければならない。必ずできる。できるから頑張れるのだ。
最後まで読み進めて頂きありがとうございました。
早く活気ある日常を取り戻したいですね。🌱
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