【箸休め】ほっこり記事紹介⑤:人の想いと自然の美しさの調和
小川千紗さんの「雲のはたて」の記事を紹介します。
「夕ぐれは 雲のはたてに 物ぞ思ふ あまつそらなる 人を恋ふとて」
古今集恋歌一、読人しらずの歌です。
小川さんのお陰で久方ぶりに思い出しました。とっても素晴らしい歌ですね。「はたて」の持つ意味についても改めて考えてしまいます。
夕暮れになって、雲が色づいてゆく。あわあわと夕映えをうける雲が西の空にたなびいている。その雲のいちばん遠いところ。
果ての果て。消え入りそうな遠くを眺めやって、手の届かないはるか遠くにいる人のこ