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人に合わせて疲れる。自分らしさはどこ?20代の若者に共感する50代

社会人2年目の方の相談、それに先輩と精神科の医者が答えていくストリーミングを聞きました。主な悩みな以下の3つ。

1.仕事で自分の思い通りにできない。意思と違うことをしなければならない。

2.人に合わせて盛り上げたり同意したり、偽りの自分に疲れる。

3.周囲は自分らしさをもっているのに自分には軸がない。

分かるな。
分かる。
社会人生活30年弱の私も同じ悩みありまっせ。

■精神科医のアドバイス
1.旅行に行く。楽しみ。しかし行くまでに宿予約、チケット手配など雑務がある。やりたいことだけやろうとしている。途中も達成するためのことである。

2.こだわりすぎ。
自分はこうあるべき、自分はこうするべきに囚われている。自分らしくとは普段の自分。飾ることなく力をいれることがない状態。普段の自分をまず知る。

3.仕事上での自分らしさとは、成果を出すこと。自分だからこれができるを成果として出すこと。プライベートでの自分らしさとは2.の通り。

■私が感じたこと
1.社会人30年。辛いことが本当に多くあった。心が折れること、納得いかない事がもう盛り盛りありました。あの時は辛かったな…
しかし、あの時の苦労がなければ今の自分がない。あのもやもや(もやもやという生半可な言葉では足りないが)は通るべき道だったと思う。

自分の意思と違うことを進めるには説得するスキルが必要。上手い人はそれができる。信頼されている。自分の力はなかなかそこに達せない。それに1度でもプツリとキレたらゼロに戻る。ないしはマイナスだ。

こんなエピソードをTVでみた。
ヴィクトール・フランクルのロゴセラピーを継承している臨床心理士さんのエピソードが紹介されていた。
プールで泳いでいた時のこと、自分はゆっくり泳いでいたら、向かいからすごい勢いで泳いできた男性とぶつかりそうになる。1回目は自分が避けた。2回目も自分が避けた。その際に「泳ぎがお上手ですね」と彼に言った。3回目は彼が避けてゆっくり泳いでくれた。もし自分が「危ないからそんな泳ぎ方はやめて!」と言ったら「うるせいババア」と言われただろう。そして自分は監視員に「あの人をどうにかしてください」とどんどん事が大きくなっていっただろう。物事は争いを終わらせる方が英雄である。
こういう言い方ができるのも人の気持ちを動かす技術だなと思う。

2.私もよく自分らしさを見失い、自分の軸の無さに悲観する。今回はタイムリーな相談を聞くことができ、心に響くなあ。私も場を盛り上げよう、話題を振ろうといつも必死、そのために家に帰るともうぐったり。自分の弱い部分を隠そうと必死になってしまう。周囲から自分ができるできないを判断される気がして一生懸命やってしまう。上司に報告する時も、仕事ができる人と話をする時も、自分も大きく見せようと背伸びをしてしまう。落ち着かない。自分じゃない。苦手意識がぬぐえない。

そうだな、これってこだわりすぎなんだな。自分がそれをやらなければならないとの思い込み。この人は軸があるなと思う人はみな、いつも冷静。周囲がよく見えていて、言いたいことも整理されていて、無理しているところなんてない。

人と上手く話せない。面白いことが言えない。言いたいことが伝わらなくてがっかりされる。話を盛り上げなければ。といつも焦っているのは私だけではないはずだ。無理に思いを伝える必要はない。伝えたいという強い思いがあれば、思いが強いことは伝わる。反対を言えば、強い思いがなければ伝えなくてもいい。Snow Man ラウールが大好きな友達の思いの強さはものすごく 伝わってくる。推しがいる人のいきいきとしていることといったら羨ましい限りである。思いがないのに伝えよう、盛り上げようとするから疲れるんだ。知らぬうちに自分で課している責任を脱ぎ捨てよう。

3.仕事上での自分らしさは出せている。ここまで仕事をしてきてよかったな。プライベートでは私お自分らしさを模索中である。今回自分らしい=普段の自分。というのが分かりやすかった。

話が少し逸れるが、今の彼とお付き合いを始めたばかりの頃、この人を好きかどうかは分からないが、この人と一緒にいる自分は好きということだけは分かった。それは彼と一緒にいる自分は普段の自分で、楽だったから。普段の自分ってこいう自分のことを言うんだと気づかせてくれた人である。

人に合わせて疲れてしまうその無理はしないことにしよう。自分らしくくれるのが一番楽で心地いい。わがままでいるという意味ではない。人に思い切り優しくできたり、頼ったり頼られたり、素直に気持ちを話せたりバランスしているイメージである。私が居心地いいと、周囲も居心地がよくなる。自分を偽って居心地が悪いと、周囲も居心地悪くぎくしゃくしてしまう。

こちらの相談をした若者!ありがとう。

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