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映画「もしも徳川家康が総理大臣になったら」を見てきました

映画「もしも徳川家康が総理大臣になったら」を見てきました。
お笑いの大好きな私にはとにかく面白いし、歴史が得意ではない私にもちゃんとわかり、しかも考えさせられる部分もあり、見てよかったと思える映画でした。

映画館へ行く前に、ネット検索して公式サイトの動画を見ていると「なんだか『翔んで埼玉』に似てるなあ~」。そしてよく公式サイトを読むと、その通り、同じ映画監督さんでした。「テルマエ・ロマエ」の監督さんでもあります。

歌唱用訳詩販売のためにと始めたnoteになぜこんな記事を?とお思いでしょう。そうなんです。あまりに私の訳詩記事を見てくださる方が少ないので、心が折れる前に・・・ということです。

それではネタバレは少しありますが、公式サイトの情報を取りまぜながら書いていきます。

コロナ禍の2020年、首相官邸でクラスターが発生して総理大臣が急死します。そこで政府は最後の手段として、歴史上の偉人たちをAIホログラムで復活させて最強の内閣をつくることにしました。
以下のキャスティングが素晴らしくて、それだけで笑えましたし期待が膨らみました。そしてその役の中で、歴史上の人物が行った実際の活動が絡ませてあるところがとてもうまくできているし笑えて真実味がありました。

総理大臣・・・・・徳川家康(野村萬斎)
野村萬斎さんの独特の語り口と表情がこの役にピッタリ。

経済産業大臣・・・織田信長(GACKT)
GACKTさんの何にもなびかない感じがストーリーの展開にもあっているし、何しろかっこいい。楽市楽座で経済対策を行います。

財務大臣・・・・・豊臣秀吉(竹中直人)
この役は竹中直人さん以外ないでしょうと思わせてくれました。コロナ対策に国民一人当たり50万円給付を10日以内に行うという無茶な政策、「太閤給付金」を断行。銀行口座を持っていない人には直接現金で渡してしまえと部下に指示します。「仕事だと思うな、祭りと思え」のセリフは捉えようによっては現在パワハラかも?ですが、私はこの考え方好きです。

総務大臣・・・・・北条政子(江口のりこ)
私は知らない俳優さんでしたが、凛としていてそれでいてユーモラスな感じを含んでいるところがなんとも言えません。「政子の部屋」というTV番組も始めます。

農林水産大臣・・・徳川吉宗(高嶋政宏)
富士山をバックにした姿がとても良くお似合い。現代版享保の改革といった農業政策を勧めます。コロナで職を失った人に農業をという政策を打ち出します。

厚生労働大臣・・・徳川綱吉(池田鉄洋 いけだてつひろ)
この俳優さんも私は知りませんでしたが、柔和な表情の作りがとてもうまく、「生類憐れみの令」でいちいちいじられます。

外務大臣・・・・・聖徳太子(長井短 ながいみじか)
長井さんはモデルであり俳優さんということでした。女性ですが何故かこの役にピッタリ。大勢の記者に囲まれての取材のときは、一度に沢山の人の言葉を聞き分けたというエピソードが使われています。

文部科学大臣・・・紫式部(観月ありさ)
コロナ禍の子どもの教育に尽力する役。紫式部って本当にこんな人だったんじゃないかと思わせてくれました。しかしわたしは、エンドロールまでこの役が観月ありささんだと気づきませんでした。

財務副大臣・・・・石田光成(音尾琢真 おとおたくま)
豊臣秀吉の無茶な政策を実行させられる人物です。西野真理個人としては以前から石田三成贔屓だったので、この映画で石田三成の名誉回復というか、溜飲を下げる展開になっていて、とても嬉しく感じました。

坂本龍馬・・・・・(赤楚衛二)
この映画の半分主役のような感じ。演技もうまく本当に素敵でした。

土方歳三・・・・・(山本耕史)
この山本耕史さん、出番は少なかったのですが、あまりに役にぴったりで出番が少ないのにとても印象に残りました。

テレビ局の新人記者・・・浜辺美波
浜辺美波さん、演技はうまいしかわいいし言う事無し。

・・・このくらいでやめておきましょう。
是非映画館で御覧ください。
110分です。

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