作詞『冬将軍の蹄(ヒヅメ)の音』

『冬将軍の蹄(ヒヅメ)の音』

　あなたの目線の　その先は…
　わかっていたけど　知らぬふり
　去年作った　雪だるま
　解ける宿命(さだめ)も　知らぬふり

【１番】
　髪を切れば　綺麗だ！と
　服を買えば　センス褒め
　料理作れば　おかわりをして
　ふさぎこめば　朝まで側に

　欲しがる言葉や　空気をくれる
　やさしいあなたが　解けてゆく

　今夜の寒波の　大雪が
　ふたりの未来を　阻むのか
　凍えてかじかむ　指先で
　コートをつかんで　行かせない

　「別れてほしい」と　言いたくて
　あなたの鼓動が　あばれてる
　まるでヒヅメの　音みたい
　冬将軍が　やってきた

【２番】
　大事な人が　いてもいい
　そばにいれたら　それでいい
　心なんて　無くてもいいの
　あなたが好きで…　壊れるくらい

　大雪の事故を　知らせるニュース
　あなたのスマホは　ブザーの連呼

　今夜は寒波で　大渋滞
　誰かを心配　するあなた
　裏切るつもりは　なくたって
　取られりゃ悔しい　ゆるせない

　彼氏と親友　失って
　死んだら別れて　くれますか？
　ヒヅメの足音　したように
　冬将軍が、ドア叩く　

　あなたの目線の　その先は…
　わかっていたけど　知らぬふり
　ふたりで作った　雪だるま
　吹雪で崩れた　冬の夜

　作ったことに　悔いはない
　作らず…なんて　いられない
　いつかは消えてく　雪だるま
　愛ゆえ信じた　恋でした