詩『誕生日のうた』

詩『誕生日のうた』



 何回目かの誕生日
 数えてくれる人はない
 ケーキも吹き消す火もなくて
 それでも1人、祝うのさ
 「しあわせです」と 言えないけれど
 あの日あなたが 私を産んで
 必死に産んで くれたから
 日々をいとしく 暮らしています


 誰かがたまに誕生日
 祝ってくれる年もある
 大事な人ほど遠ざける
 失うよりも無しがいい
 それでもいつか 死ぬ気になって
 愛を伝えて みたいと思う
 必死に産んだ 命なら
 守る盾にし 生きたいのです


 何回目かの誕生日
 乾杯してる夢を見る
 でっかいケーキを買えたなら
 手づかみ食べて笑いたい
 あなたがくれた プレゼントです
 生きる辛苦も しあわせの種
 私を産んで ありがとう
 命貰って 感謝してます




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