詩『桜散る』

題名(テーマ)
『桜散る』


いっせいに咲き いっせいに散る
ほんのり中心 赤く染め
天下も日常(ひび)も 居眠りならば
いつかは覚めて 老い…気づく

いっせいに乗り いっせいに行く
おんなじ方舟 乗り合わせ
学校なんて でっかいクジラ
それでもいつか 陸に着く

みんなと食べて みんなと笑い
満開だった 桜散る
卒業をして 家族も持って
それでも糸は 途切れない

いっせいに咲き いっせいに散る
人生いつか 終わるもの
おんなじ瞬間(とき)を 生きてる人よ
家族のように いとおしい


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