詩『台風(鬼の子)』

題名
『台風(鬼の子)』



ゴォー、ゴォー、

ピュー、ピュー、

ドキドキ、ドキドキ、

ドキドキ、ドキドキ。


ゴォー、ゴォー、

ピュー、ピュー、

ドキドキ、ドキドキ、

ドキドキ、ドキドキ。


鬼が来た 鬼が来た

こん棒振って 踊ってる

家を叩いて 乗っかって

窓わく揺すって のぞきこむ


鬼が来た 鬼が来た

足おと鳴らして 鼻息ピュー

ヨダレ垂らして 酔っぱらい?

拾ったもの投げ 八つ当たり


鬼よ行け 鬼よ行け

おまえのかーちゃん 此処いない

いつか会えるさ だから行け

オイラの家族は あげれない


鬼よ行け 鬼よ行け

ガシャンとぶつかる 音がした

それはでっかい 涙かな

台風の目には 鬼の家


鬼よ行け、鬼よ行け

おまえのとーちゃん、此処いない

どこかで酒盛り、ねんころり

走って行きな 遠いけど


ゴォー、ゴォー、

ピュー、ピュー、

ドキドキ、ドキドキ、

ドキドキ、ドキドキ。


ゴォー、ゴォー、

ピュー、ピュー、

ドックン、ドックン、

ゴックン、ゴクリ。




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