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岩手・宮古のヤギミルククッキーで日本酒を味わう
先週の出来事。
仕事帰りに仙台市内のスーパーマーケット「生鮮館むらぬし」さんに立ち寄ったところ、レジ横の棚に岩手県物産コーナーが出来ていた。
「生鮮館むらぬし」さんは日頃から地元・宮城の食材を多数取り揃えている上にお惣菜が豪華なことでも有名で、地元ローカルTVなどで取り上げられることも多いお店なのだが、宮城だけでなく東北各地の名産品が販売されることも多い。この日も、岩手土産といえばコレ、という定番の回進堂さんの岩谷堂羊羹や、ピーナッツがゴロゴロ入った佐々木製菓さんの御煎餅「名代厚焼」、そして様々なゆべしや飴、煎餅などお馴染みの品々が並んでいた。
そんな中、私の目に留まったのは、インパクトの強いヤギの絵が描かれたカラフルな缶。
それは、岩手県宮古市の「しあわせ乳業株式会社」さんで製造している、ヤギのミルクを使った缶入りクッキーだった。
8.0×12.0×3.5センチの長方形の缶に、一口サイズのクッキーが18枚入。
お値段は、1000円少々と手頃である。
どの缶にも水玉模様をバックにしたヤギが描かれているが、缶の色は赤やら青やら緑やらいろいろ。よく見ると、それぞれに味が違うようだ。
気になったのは、青い缶入りクッキー。
商品紹介のPOPには「海のクッキー」と書かれていた。
BOITE DE SABLE
LA MER
「海のクッキー」
「海」の食材とヤギのミルクを使ったクッキーです。
酒のお供になる、風味豊かなお菓子です。
お酒のお供、の一文に、これにしようと即決。
帰宅し、その日の晩酌で早速味わう。
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/166086681/picture_pc_83553c69f10a099de32dd4f5ed1bd37b.jpg?width=1200)
「やぎミルクと三陸の海の幸を使用した、お酒のお供にぴったりの大人なクッキーです。」
と書かれている
クッキーの味は、ホタテ、アカモク(海藻)、ウニの三種類。
見た目はどれも白っぽく、ほんのりとバターとミルクの香りがする。
夫と共に、まずはホタテから。
「あ、美味い!」
「甘くないけど美味しいねー!チーズっぽい!上品!」
「これがヤギのミルクの味?」
「わかんないけど美味しい!」
初めて味わう美味しさに、二人ともビックリ。
口に入れるとほろっと崩れ、砕けて溶けてゆく。その食感は、確かにクッキー。けれどその味は甘くなく、ほんのりと優しい塩味。
これは、確かに海だ。潮の香りだ。
それでいて、チーズのようなミルクの香りも感じられて、ほんのりとした塩気とミルクの風味とのバランスが絶妙。
これは美味しい。
ホタテに次いで、アカモク、ウニと味わってみたが、どれも海からの素材そのものの味は強烈に感じるというより、ほんのり香る程度。それがまた程よくて、どれも美味しい。これまでに味わったことのない美味しさである。
これは確かに、お酒のお供だ。
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数日後にふたたび「生鮮館むらぬし」さんに足を運んだのだが、このクッキーは完売していた。そりゃそうだろう。こんなに美味しければ即完売も納得。むしろ、買えてラッキーだったと言うべきかもしれない。
次は、宮古のお店まで買いに行きたいね、と、夫と話している。
宮古は海の幸も、お菓子も、美味しい。