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福島県双葉郡大熊町「ほっと大熊」で自分へのご褒美に穏やかなひとときを

 2025年、新春二泊三日福島浜通りプチ旅行の宿泊先に選んだのは、福島県の浜通りに位置する大熊町にある宿泊施設「ほっと大熊」だった。


 オープンしたのは、2021年10月。まだ新しい施設なのだが、我々夫婦がこちらに宿泊するのはすでに4~5回目だった。

 何故そこまでここに通うか?
 それは「居心地が良いから」に他ならない。


 敷地面積や大浴場の大きさ的には、こじんまりとしたサウナ付きのスーパー銭湯、といった感じでさほど広くは無いのだが、凄いのは併設の宿泊施設。
 これが、部屋の広さといいアメニティといい、至れり尽くせりの充実っぷりなのである。
 詳しくは、上にリンクを貼らせていただいた公式サイト掲載の写真を是非ご覧いただきたいのだが、シングルでも利用できるツインルームでもベッドルームとリビングがそれぞれ独立している上にウッドデッキまであって、部屋にいるだけでちょっとしたリゾートホテル気分を味わえるのである。これは嬉しい。
 さらに、各客室にも使いやすい電気ポットとドリップコーヒーやお茶はあるのだが、宿泊客であれば24時間使用可能な宿泊施設側の共用スペース「O’sキッチン(キッチン&ダイニング)」にはコーヒーやお茶だけでなく各種フレーバーティーやスープ、そしておつまみなども備えられていて、これらがいつでも無料で利用出来るのである。
 これで、宿泊代金はビジネスホテルとほとんど変わらない。むしろ最近のビジネスホテルより安いくらいである。

 心地よいのは、宿泊施設だけではない。
 先に書いたとおり、大浴場自体はそんなに広くはなく、そのお湯も「天然温泉」ではないのだが、けれど設備は過不足無い上にいつも清潔で心地よい。さらにジェットバスもあり、タイミングが合えば変わり湯も楽しむことが出来る(今回はお正月シーズンということもあってか、松の香りのお湯もあった)。
 また、併設のラウンジに置かれた3台のマッサージチェアーは、無料で使用出来る。日帰り入浴で利用する地元の方々も多いので夕方などは若干混雑していることもあるが、宿泊利用なら空いている時間も多く、のんびりと利用し放題である。


 そして、個人的に一番のポイントは、いつ訪れても、スタッフの方々の対応が素晴らしいこと。
 これが嬉しい。高級ホテルに泊まっているような気分を味わえる。
 しかも、ホスピタリティの素晴らしさは、宿泊中だけでない。今回も、また昨年利用した際も、予約後に宿泊の際の近隣店の営業状況をお電話でご連絡いただくなど、宿泊に際して不便の無いよう心遣いをいただいた。
 いまだに震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故からの復興途上にある街ゆえに、周辺に店舗も限られているがゆえの心遣いであろうことは想像に難くないが、それでも、こうした古き良き老舗旅館のようなおもてなしの心は、本当にありがたい。
 (ちなみに周囲に店舗が限られているとはいえ、施設内でアルコールを含む飲食物は販売されているし、何より先に書いたキッチン&ダイニングのような宿泊者向けのサービスが充実しているので、個人的にはこれまで宿泊中に不便を感じたことは無い。)
 訪れる度に、また泊まりに来たくなる宿泊施設である。

今回止まった部屋のリビング側 壁の模様も素敵
ちなみに部屋ごとに内装が違っていて、それもまた楽しみのひとつ
(後ろ姿は我が夫)
今回宿泊した部屋のウッドデッキにて
座り心地の良い椅子が嬉しい
夏に泊まった時はここでビールを飲みながらぼーっと過ごしました
ウッドデッキからの景色
目隠しの柵があるので外から見られることも無く安心
今回はイルミネーションも楽しむことが出来ました
雪景色にイルミネーションがきれい
フロント前のお土産コーナーで一目惚れ&衝動買いしたミニタオル
刺繍されているのは大熊町のマスコットのひとつ「おおちゃん小法師」


 今回も、二日間のんびりと穏やかなひとときを過ごすことが出来た。
 昨年一年間の仕事の疲れと年末年始の疲れを、静かに癒すことが出来た。


 仙台からは100km程の距離があるので頻繁に通うことは出来ないが、気分転換のドライブがてら、また行きたいと思っている。



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