【水道水】デマは邪魔。問題なのは、そこじゃない。
私はこれまでこのnoteにおいて、宮城県の水道事業を中心に、水道水に関する法令や水質基準の正しい情報を繰り返し書いてきた。
「民営化」と報じる一部マスメディア等によって誤解が生じているが、上記リンク先にて説明のとおり、宮城県は水道施設当事者の所有権の売却はしていない(完全民営化ではない)
管理運営事業の一部を民間委託するが、最終責任はこれまでと変わらず県が持っているし、そもそも水道事業は平成2年から既に30年近く民間事業者に一部委託済だった。
さらに、運営権者が収受する利用料金が自治体・住民に不利益にならないようルール設定済であり、その内容は宮城県のホームページにおいて随時報告されていることも、下記のnoteに書いたとおりである。
また、宮城県だけでなく、日本の「水道水」の水質基準が緩くなった・危険であるといったデマについては、下記のnoteにおいて、正しい情報を掲載し、デマを否定している。
こうして、しつこいくらいに繰り返し正しい情報を発信しても、意図的にデマを拡散している人々が言動を改めることは難しいだろう。
けれど、情報発信し続ける事で、デマに騙される人を減らすことは出来る。
それが結果的に、デマ拡散屋の影響力を無くし、彼等の活動を無力化させる事にもつながる筈。
それが、私がこうしてnoteで水道について書き続けている理由のひとつである。
そして
最近は、デマを払拭し安心を届けたいという思いの他にも、思うことがある。
ここ数年、仙台市内の各所で、こうした看板を目にしたという方々は多いことと思う。
今、宮城県の、そしておそらく全国各地の水道事業従事者や関連部署が取り組んでいる事、しなければならない事は、ありもしない問題をでっち上げて不安を煽るような人々や、水道局や市役所にプラカードを掲げて押し入りその業務を妨害するような人々への対応などではない。
今、急いでやらなければならない事が、目の前にたくさんあるのだ。
本当に急がなければならない事が。
デマは、邪魔。
本当に大切な問題は、活動家達が騒ぎ立てているような事じゃない。
さぁ私も働こう。安全な暮らしのために。目の前の大切な人達はもちろん、働く者の足をすくい、石をぶつけてくるようなデマ屋達の暮らしをも守るために。
それが、働く者の矜持。