宮城県石巻市の「ナーラック」で美味しいタイ料理を食べた話
宮城県石巻市の国道398号線沿いに「ナーラック」というお店がある。
ナーラックとは、タイ語で「かわいい、優しい」を意味する言葉。その名の通り、こちらは本格タイ料理のお店である。
上にリンクでご紹介した河北新報の記事にもあるとおり、お店がオープンしたのは2022年11月である。
夫の実家は、石巻である。義実家はお店のある湊町からも近く、毎月の義実家への帰省の際にはいつもお店の前を通っていた。さらに、私も夫もタイ料理が大好きなので、こちらのお店のことはオープン当初からずっと気になっていた。
しかし、私と夫は辛い物も大丈夫だか、義母は辛い物があまり得意では無い。エスニック料理にも馴染みのない義母をいきなり誘うのは少々ためらいもあり、これまでは残念ながら足を運んだことが無かった。
ならば、義母と行く前にまずは下見を兼ねて二人で行ってみようかと、夫婦で初めてお店に足を運んだのは、つい先月末のことだった。
お店に入ると、上の河北新報の記事にも写真が載っていた店主の亀山スワンナーさんが「いらっしゃいませ!」と笑顔で元気に迎えてくれた。
「うちのお店、初めて?」
と尋ねられ頷くと、
「ありがとう!」
と、さらに笑顔。初めてのお店への緊張が、スワンナーさんの明るさと笑顔のおかげでほぐれてゆく。
ちょうどお昼時とあって、店内はほぼ満席だった。開店からもうすぐ2年とあって、常連さんも多いのだろう。入ってすぐのテーブルやカウンターには食事中のお客さんがたくさんいた。
けれど、1階奥にまたテーブルがあり、2階もあるようだ。この日は1階奥のテーブルを案内していただいた。
スワンナーさんは、お店の料理はどれもタイの本場の料理だけれど日本の人の口にも合うようにしてあることや、辛さも三段階から選べることなど、丁寧に説明してくれる。辛さについての説明が、分かりやすくてありがたい。
その説明を踏まえて、私はガパオライスを辛さ2で、夫はグリーンカレーを辛さ3で、ライスを添えて注文。
先に提供されたのは、グリーンカレーだった。
ボリュームたっぷり!そして器も綺麗!
見た目で、まずは大満足。
そして、ひと口。
「美味い!」
タイ料理大好きな夫が嬉しそうにつぶやく。久しぶりのタイ料理という嬉しさもあるだろうが、本当に美味しそうに、そして嬉しそうに食べている。
さすがに辛さ3なので私には無理かと思いつつも、あまりにも美味しそうなので夫にお願いしてひと口だけ味見。
美味!
クリーミーでマイルド。旨味天国なグリーンカレー。
しかし案の定、後から辛さがじわじわじわーっとやってくる。さすが辛さ3は強烈!でも美味しい。辛いけれど、どんどん食べたくなる美味しさ。
グリーンカレーの辛さが収まった頃、お待ちかねのガパオライスがテーブルに。
「うんまぁぁぁぁ~!!」
思わず声が出た。たっぷりのお肉はスパイスの味わいが絶妙で、ごはんと目玉焼きと混ぜるとたまらない美味しさ。辛さも程よく、いくらでも食べられそうな味。
さっきのお礼に夫にもひと口味見してもらったのだが、夫も大満足。
あっという間に完食。
「美味しかったです!」
帰り際、店長のスワンナーさんにそう言うと、
「嬉しい!ありがとう!」
と、また笑顔で答えてくれた。
来て良かった。また来ますと約束し、お店を後にした。
今回のガパオライスは私には辛さ2でも美味しくいただけたので、辛さ1なら辛い物が苦手な人でも大丈夫だと思う。また、メニューにはタイのチャーハンなど辛くないものもあれば、様々なおつまみメニューもあった。テイクアウトにも対応しているという。
これなら辛い物が苦手でも、美味しく食事を楽しむことが出来そうだ。
今度は義母と3人で行こうね、と、夫とも話している。
石巻のナーラック、美味しさと笑顔で元気になれる、良いお店です。
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