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「もしもクロロ・ルシルフルが社長だったら?」を全力考察してみたら、情に左右されないサイコパス冷徹マネジメントに徹していると思いきや、情で組織崩壊している様が人間味があって余計好きになったぞ!

もしも『HUNTER×HUNTER』のクロロ=ルシルフルが社長(CEO)だったら。どのようなマネジメントスタイル、コミュニケーションを用いて組織統制していくのか?が気になったので全力で考察してみた!!

<過去の作品一覧>
第1弾:フリーザ
第2弾:碇ゲンドウ
第3弾:リヴァイ兵長
第4弾:安西先生
第5弾:煉獄 杏寿郎
第6弾:飛影
第7弾:ハドラー
第8弾:王騎将軍
第9弾:志々雄 真実
第10弾:エドワード・ニューゲート(白ひげ)
第11弾:夜神 月
第12弾:シャア・アズナブル
がもし社長だったら(もし社長)も気になったらみてね!

・物語の要約


『HUNTER×HUNTER』は、少年ゴン=フリークスがハンターとして失踪した父ジンを探す冒険物語。ハンター試験や仲間との絆、強敵との対決が描かれる。特に「念能力」や複雑なキャラクター設定、壮大なストーリー展開が特徴で、キメラ=アント編や王位継承編など多くのエピソードがファンに愛されている。残酷な描写や深いテーマ性も魅力の一つです。あの幽遊白書でお馴染みの冨樫義博先生の作品。

・名シーンや名言


同作には感動の名シーンや名言が多数出てきますが
ゴン『友達になるのにだって資格なんていらない!!』
(純粋で心に響く言葉。ゴンの無邪気さとキルアへの友情と愛を感じる!)
ネテロ『感謝するぜ お前と出会えた これまでの全てに!!!』
(キメラアントの王・メルエムとの戦いでの言葉、かっけーぜ会長!!)
クラピカ『だます方が悪いに決まっている』
(レオリオを騙したトンパへの痛烈な一言。クラピカの正義心がここから垣間見える!)
などあげればキリがない名シーンや名言だらけ!最高だぜハンターハンター!

・クロロ=ルシルフルとは?


幻影旅団(通称:クモ)の創設者兼団長であり、鋭い思考力と洞察力を持つ特質系能力者。冷徹で無慈悲な性格ながら、団員には強い仲間意識を持っています。普段は本を読み耽り、オールバックの髪型と十字架の刺青が特徴。ゼノやシルバとの戦闘経験を持ち、クラピカの念により能力を封じられたこともあります。ヒソカとの因縁も深い。天空闘技場のフロアマスターでもある。

・マネジメント/コミュニケーション/組織統制スタイル


①役割責任権限の明確化:幻影旅団のリーダーとして、メンバーの役割を明確にします。
また各メンバーがプロとして自律的に行動できるよう、マイクロマネジメントを避け自由な裁量を許容する。
②背景説明:命令の背景や理由を丁寧に説明し、メンバーの納得を得ることを重視します。
フラットな関係を築き、団員との親密なコミュニケーションを通じて、チームの一体感を高めています。
③ルール設定:幻影旅団は明確なルールと役割分担に基づく組織。
メンバー同士の衝突を避けるためのルールを設け、必要最低限の統制を行い、メンバーの自由と組織の安定を両立させている。
圧倒的戦闘力の個人事業主的な集団である幻影旅団をまとめるには素晴らしいマネジメントである!

・代表的なシーン


クロロが幻影旅団での役割をハッキリさせることで組織化が功する事例を見ていこう。
(単行本11巻・12巻周辺)

まず大前提としてクロロがリーダーを務める幻影旅団の組織ルールを見てみよう。
ルールはいたってシンプルに二つだ。

<幻影旅団のルール>
①団員間のマジギレ禁止:メンバー間の深刻な対立を防ぐ。
②意見相反はコイン:意見が対立したときはコインで決定する。

またクロロ自身のマネジメント特徴は先述の通り
①役割権限責任の明確化
②丁寧な説明と説得納得
③ルール設定(上記2ルール)

<事例シーン>
鎖野郎(クラピカ)に殺された幻影旅団メンバーのウヴォー。
ウヴォーを倒した敵を放っておいて引き上げるようにメンバー達に命令するシーン。
ノブナガはウヴォーの仇を討ちたいと反論します。
クロロ「シズク、パク、シャルは主に情報・処理部隊。オレ達全員の行動を補佐する生命線だ。」
ノブナガ: 「…」
クロロ「ちがうか。こいつらの補佐になってるのがお前の役目じゃないのか?」
ノブナガ: 「…」
クロロ「オレとお前、どっちだ? 旅団の立場を忘れてダダをこねてんのは。」
ノブナガ: 「…」
クロロ: 「何か言うことはあるか?」
ノブナガ: 「ねェよ…」

何も言えないノブナガ!
何か一言くらい言い返してくれ天下の武将よ!!!w
クロロは冷静に戦略的な理由(敵の強さ、旅団のリスク)を説明し、復讐よりも団の安全を優先する必要性を説得します。最終的にノブナガは納得し、命令に従いますが、このシーンは、クロロのリーダーシップと団員たちの信頼関係が描かれています。

この後も物語は進みますが鎖野郎(クラピカ)に旅団は壊滅状態にさせられます。
なぜ徹底したマネジメントを実施していたにも関わらず壊滅状態に帰したのか?

①チームマネジメントや組織ルールは完璧だった
②メンバーが組織ルールよりも情を優先させた
③団長クロロをリーダー機能ではなく1人の人間として慕っていた
これらから組織ルールよりも情を優先してしまった為、壊滅状態になってしまった。
組織とは2人以上の人間が集まった集団を指す。
人間は1人では生きられない。集団で群れをなす生き物。原始時代からそう。しかし、現代社会の人間の悩みの99%は人間関係。人間とは集まることを求め、集まることで崩壊する。奇妙な生き物である。
これらを学ぶことが出来る素晴らしい事例ではないでしょうか。

・もしCEOだったらどんなマネジメントスタンスか?


クロロのマネジメントは3つの特徴を持っています。
①役割権限責任の明確化
②丁寧な説明と説得納得
③ルール設定(上記2ルール)
地位の上下関係ではなく役割の違いで人を配置し機能化させています。
適材適所ではなく適所適材。
その人個人の能力を見てば場所を配置するケースをしばしば見ますが、
本質的に組織では場所に対して適切な人を配置するのがセオリーです。
そんな彼がCEOとして適切な組織フェーズとなれば、
IT・テクノロジー界隈のスタートアップが良いでしょう。特にEarly stageのPMF前後がベストではないでしょうか。まだまだ組織規模は小さいながらもリーダーとしてのカリスマ性が求めれますが、
急激に成長する組織においてカリスマからチーム型に組織変革が必要になり、
クロロのマネジメント思想とのフィット感を感じます。
スタートアップのCEOにクロロ、、、めちゃ面白そうで入りたい!

・ミッション・ビジョン・バリュー


では最後にクロロの思想をミッション・ビジョン・バリューで表現するとどうなるでしょうか。

ミッション(Mission)
全てを奪う

ビジョン(Vision)
無敵の蜘蛛

バリュー(Value)
組織が優先
結果が全て、やり方自由
心理的フラット

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