ジョージ・ガーシュウィン、ファーディ・グローフェ / ラプソディー・イン・ブルー

今日のお題は、ジョージ・ガーシュウィン作曲、ファーディ・グローフェ編曲の「ラプソディー・イン・ブルー」1924年初演
この動画は、指揮 レナード・バーンスタイン、演奏 ニューヨーク・フィルハーモニック

も~~!これはカッコイイ!!

「ラプソディー・イン・ブルー」は1924年にニューヨークで開催されたコンサート「新しい試み」のために作曲され、そこで初演された曲。
その当時多忙だった作曲家のジョージ・ガーシュウィンが、指揮者で音楽監督のポール・ホワイトマンに”ある意味”騙され、押し切られ、約2週間で書き上げた曲です。

この曲の作曲のジョージ・ガーシュウィンはアメリカのニューヨーク生まれの作曲家。ポピュラー音楽、クラシック音楽も作るという器用な人です。
作曲した曲というと、
「アイ・ガット・リズム」、「バット・ノット・フォー・ミー」、「サマーターム」などの、のちにジャズのスタンダード曲となったものも多く、元々はオペラやレビュー、ミュージカルのために書かれたものばかりです。
その他、映画音楽、ピアノ曲なども書いています。

「ラプソディー・イン・ブルー」を書いた当時、ガーシュウィンがまだオーケストラ編成の楽譜を書くのが得意ではなかったため、コンサートに間に合わせるためにファーディ・グローフェにオーケストラ用の編曲をしてもらったそうです。
ちなみにファーディ・グローフェも作曲家でもあります。(グローフェが作った曲は「アメリカ横断ウルトラクイズ」で使われています)

さて、この「ラプソディー・イン・ブルー」、
いわゆる典型的なヨーロッパのクラシック音楽とアメリカのジャズが融合した「シンフォニックジャズ」といわれています。何となくクラシックらしいクラシックという印象よりもオシャレなジャズっぽく聴こえるのはこのせいかなと思います。
サックスの低音から高音へずり上げながら演奏するソロから始まり、ドラマティックに徐々に全体演奏へ移る様にまずビックリさせられます。
そして、ところどころ入るピアノソロ、語り掛けるようなホルンやバイオリンの音色。時々激しく、時々優しく、この強弱に聴く人は心を揺さぶられます。

この曲を聴くといつもニューヨークの摩天楼が頭に浮かびます(行ったことないけど(笑))。
ガーシュウィンとグローフェは共にニューヨーク生まれ。そのせいでしょうか?

ちなみにこの動画の指揮者バーンスタインもニューヨーク出身ではないけどアメリカ人。演奏はニューヨーク・フィルハーモニック。
アメリカの曲をアメリカの楽団が演奏するっていうのは非常にオツで理想的といえば理想的。この動画が残っていてよかった!!

指揮者のバーンスタインについて少し触れておくと、
既に亡くなっておられますが、今でも大人気の指揮者。日本の第一人者の小澤征爾や佐渡裕の師匠でもあります。

この動画は16分強の長さがあるけど、何度聴いてもあきない。
また聴こうっと!!

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