出来ることをやればいい
何かを成そうと思っても、今の自分に出来ることと出来ないことがある。
まずはその線引きを理解し、出来ることだけに集中してやり続けていれば、確実に自分の目的地へは近付ける。
今は出来ないとしても、そのうち出来るようになり、出来ることの範囲というものは、生きていれば自然と広がっていく。
夢はあるだろうか?
なりたい自分はイメージ出来ているだろうか?
成し遂げたいことは何だろうか?
周囲の環境や、自分の能力や技量によって、出来ないことはもちろんある。
だからと言って、夢を諦めろというわけではない。
今はまだその時ではないことを理解し、今は出来ることだけに専念すればいいのだ。
出来ないことは一旦諦めて、出来ることに全力を尽くせば、確実に前に進み始め、夢は現実のものとして、ぼんやりしていた形がハッキリ見えるようになる。
そこからまた、出来ることを積み重ねていけば、手の届く範囲まで近付くことが出来る。
そのために、まずは目の前のことを楽しみながら、しっかりとクリアすればいい。
夢を叶えるために、それが必要なものだからこそ、その出来事は自分の目の前に現れている。
逃げて、飛び越えて、簡単に目的地へジャンプしたところで、それは偽物を掴まされているだけであって、自分の本当の思い描いていたものではないはずだ。
あらゆるプロセスを経て、到達することに意味があり、それは自分がよく知っているはずだ。
だからこそ、今は出来ることをひたすらやり続けたらいい。
それは、苦労でもなければ、苦行でも修行でもない。
宇宙から見下ろせば、自分が今いるところから、思い描くゴールまで、きちんと一本の線で結ばれているのがわかるだろう。
そのことさえ理解出来てしまえば、苦しくも辛くもないはずだ。
回り道に見えるその道が、自分の夢へと繋がっているのだから、これほどに楽しいものはない。
今、歩いているその道が、繋がっているんだから、ゆっくりと楽しみながら、歩いて行ったらいい。
まず、今目の前のことをこなすだけでいい。
自分が直面している「それ」から逃げることなく、まっすぐに進むのだ。
なぜそれが起きたのか、それが自分に必要な出来事であったこと、その意味は、後から必ずわかる時がくる。
今はそれはわからなくてもいい。
バラバラだったピースがひとつになり、何かの形になる時は必ず来る。
あらゆる点と点が、一本の線で結ばれ、一直線に光の道が現れる。
今は、出来ることをやれば、それでいい。
いつでも、それは同じであり、死ぬまで出来ることをやり続ければ、それでいいのだ。