🌿茶箱工場へ大人の社会科見学🌿

静岡県川根本町🌿間伐材からサスティナブルな茶箱が生まれるまで その②🌿

金曜日に以前から相互フォローをしております茶箱専門店の前田工房様の桑野山工場へ見学に行ってきました。

現在、渋谷のLOFTにて出展されていますが、まさにその茶箱の生まれ故郷が今回訪問した工場です。

今回の大人の社会科見学は前田工房様のご担当者様がマンツーマンで工場を案内して頂き『これは永久保存版だ！』と思ったので撮影の許可を頂いた画像や動画を織り交ぜながらお一人でも多くの方に江戸時代から続く茶箱の素晴らしさを知って頂けたらと思い2つに分けて投稿しました。

ご興味がある方は是非キャプションも合わせご覧下さい♡　今回のその②投稿でご紹介するのは組み立てから完成品になるまでのストーリーです。

14つのパーツから成る茶箱ですがこちらは茶箱本体の内側にトタンの取り付けを行っている作業風景です。

その後、形として仕上がった茶箱の杉材とトタンのつなぎ目には茶箱専用の和紙が貼られます。こちらも手作業です。この際に使う糊は人が舐めても毒ではない素材を使っているそうです。何から何まで環境に配慮されています。

全ての工程を終えた茶箱は工場敷地内にある保管倉庫に運ばれます。この倉庫は直射日光が当たらず涼しく通風がある環境下にあります。その場所も特別に見せて頂きましたが宝箱を開けた時のような感動するものがありました。そこには先ほど述べた茶箱専用の和紙のストックも保管されていたのですがこの和紙を作成していた製紙業様が廃業されてしまったらしく、他の製紙業では作ることができない品物なので廃業前に約30年分もの茶箱専用和紙を購入し、こちらに保管しているとのこと。本当に色々考えさせられました。

蘭字ラベルがアクセントの茶箱は本当に美しく魅力的な雰囲気で100年以上使えるというのがわかる作品ですが今回全ての工程を見て頂くとわかりますが手作業が多いです。

前田工房様には6人前後の従業員の方が勤務されていて1ヶ月に作成できる茶箱の数はおおよそ300個だそうです。小さな茶箱でも1個6000円前後しますが、半永久的ではなく、永久的に使える茶箱なので決して高いものではないと見学して感じました。また案内頂いた前田工房様が仰っていた『茶箱を後世に残していきたい』という言葉が帰宅後も頭の中をぐるぐると回っていました。先ほどの和紙の廃業の件もそうですが、日本人の知恵が生んだ素晴らしい茶箱を残していきたいと私も見学をして感じましたしよりライフスタイルに密着した形で茶箱に触れ合っていけたらとも思いました。見ると聞くとは大違いと言いますが今回の大人の社会科見学はまさにその通りで、実際伺うことができて自分自身の財産にもなりました。前田工房様、お忙しい中、本当にありがとうございました！

まだ少し先の話とはなりますが予告としましてsincerely herb は今秋で末広がりの8周年を迎えます。毎年周年記念としてオリジナルブレンドとノベルティをセットにした限定品を発表していますが今年は縁起が良い8と横にすると無限大∞になるのをかけて、この前田工房様の茶箱にsincerely herb の焼き印を押した限定ノベルティを考えています。例年に比べ少々価格帯は上がりますが永年使える茶箱を是非ご体感頂けたらと考えてのこの企画です。もちろんあこ茶の保存箱として活用して頂きたいですがお米や衣類などを入れてもOKです　笑

貴重な茶箱を粗末にはしたくないので今年の周年記念セットは予約制を考えています。ブレンドは現在思考中ですのでもう少しお待ち頂きたいのですが今回の2つの投稿で茶箱をお迎えしてみたいと思って頂いた方は是非ご連絡を下さい♡

正確な周年記念セットの詳細につきましてへ後日投稿しますので今しばらくお待ちください。

昨年末から今年にかけて様々な良縁に恵まれている私ですが今回の前田工房様とのご縁もそのひとつです。お金だけではないと感じる、そして、一度一会と思える様々な感情や出会いに感謝の思いが溢れてきます。

今回のノベルティ茶箱以外にも近い将来、ご案内できる企画がいくつかありますので準備が整うまで今しばらくお待ち下さい♫

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