カウンセラーはちゃんと選ばないと、より悩みは深まるよ

現在、通っている心理学の学校では、「自分の物差しで決めつけない」という事を、しつこく学んでいる。

デモで行うカウンセリングの様子を観察したり、相談者の文章とその回答を読んだりしながら、「決めつけ」をしたと思われる個所を指摘していく授業があるのだが、うまく進んでいるように見えるカウンセリングであっても、カウンセラー側の主観で決めつけていると思われる個所が、たくさん見つかったりするものだ。

こういった訓練を行った上で、実際にカウンセリングを受けてみたり、過去に受けたカウンセリングを振り返ってみると、如何にカウンセラーの決めつけで、話が進んでしまうのかがよく分かってくる。

周りの意見に振り回されやすい人は、下手なカウンセリングを受けてしまったら、自分の感じていることや進みたい方向性を見誤ってしまって、自分の望まない方向に誘導されてしまう可能性も高いのではないかと思った。


もちろん、カウンセリングの場は、カウンセラーとクライアントが共同で作り上げていく場所なので、もし、クライアントの望まない結果になったとしても、カウンセラー側だけに非があるとは言えない。

そして、カウンセラーと話してみて、嫌な思いをしたり、より悩みが深まる事があったとしても、それさえも、クライアントにとって何かしらの学びに繋がるはずなので、一概に「悪いカウンセリング」だったとは言えないのかもしれない。


けれども、最短ルートで悩み事から脱却したいのであれば、より自分にあったカウンセラーを選びたいものだ。

私にとって、自分にあったカウンセラーとは、ニュートラルな視点を持った、受容的な話の聞き方ができる人。

今の私なら、相手が、ニュートラルな視点を持った、受容的な話の聞き方ができる人なのかどうかを判断することができる。

そして、自分自身も、少しずつ、そういう人物に近づけているのではないかと思う。

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