言葉にならない言葉は美しい。【マカロニえんぴつ なんでもないよ、】
自分、恋人、それ以外の大切な人。
あなたが今、口ずさんでいる曲は誰に向けていますか?
誰を思って聴いていますか?
その言葉にならない気持ちを、誰かに向けて聴く音楽は素敵だと思います。
「なんでもないよ、」 何も言ってないのに、最愛の想いを伝えられる言葉
最近よく聴くマカロニえんぴつ。
本当に音楽ジャンルの幅広さに感心させられる。
特に、僕ははっとりくんの等身大の歌詞と歌い方が好き。
この等身大の音楽がいつも胸に突き刺さる。
そして彼は本当に「表現にこだわった音楽家・アーティスト」だと思う。
なんでもないよ
この言葉は日本語の意味では、何も言っていないことになる。
「なに?どうしたの?」
「なんでもないよ」
文字にすると冷たさすら感じる。
しかし、「なんでもないよ、」の歌詞を見てみると
おそらく
「人が人に対する愛ってどう表現したらいいんだろう」
と考え、それって表現できないし、表現できないからこそ素敵なんだろう
と、はっとりくんは思ったのだろう。
いろんな言葉を並べて
「あれでもない、これでもない」
言葉にすることすら「やめときゃよかった」とまで言っている。
そして、この自信がなさそうだけど、でもこの気持ちを表現したい
という曲の主人公に共感が生まれる。
だからこそ、最後の
という歌詞が色濃く映える。
本当に「なんでもないよ、」という言葉にはすごく強い想いが詰まっているという発見と感性はすごいなと思う。天才だと思う。
そして、タイトルの なんでもないよ「、」
この句読点の使い方も「この後に続く言葉がある」という表現も好きだ。
そして歌い方に関しては、おしらさんが解説をしてくれている。
テクニック的な部分も話しているんだけど、歌詞の表現の仕方についても語ってくれている。
1番サビは想いを飲み込んだ「なんでもないよ、」
2番サビはその気持ちが抑えられなくなった「なんでもないよ、」
がすごくグサッと刺さる。
歌詞から歌い方まで、全てを1つの想いに繋げるため徹底的に表現をしているはっとりくん、そしてマカロニえんぴつはすごいと思いました。
何より、誰かに向けた歌を「なんでもないよ、」という表現に落とし込んで、しかもめちゃくちゃ伝わるというのすごいです。
あれ?何が言いたいんだっけ?
とりあえず、感動したままひたすら書いたので、このブログも少しぐちゃぐちゃになっちゃいました。
とりあえず、マカえんが好きってことと、誰かに向けた音楽は素敵ってことかな。
なにより、言葉にならない言葉って素敵だなって思いました。
大切なあの人もこの曲を聴きながら、僕のことを思い浮かべてくれたらいいな。
そう思うけど、「なんでこの曲教えてくれたの?」って言われたら
なんでもないよ、 って言っちゃうんだろうな。
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