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【第2弾】お寺のお金のお話し。【宗派別・戒名別の相場(あくまでも目安)】

日本の仏教における戒名の相場は宗派によって異なり、また戒名のランクや地域によっても異なります。戒名は故人の霊を供養するために僧侶が授ける名前であり、故人の功績や家族の希望に応じて選ばれます。ここでは、宗派別の特徴や戒名のランクに応じた一般的な相場についてご説明します。

1. 宗派別の戒名の特徴と費用相場

宗派によって戒名の付け方や費用の違いがあります。主な宗派ごとの特徴と相場を簡単にまとめますが、詳細な相場は寺院や地域によって異なるため、各宗派や寺院に確認するのが望ましいです。

浄土宗・浄土真宗

  • 特徴:浄土宗と浄土真宗では「釋」(しゃく)の字がつく戒名が多いです。浄土真宗では「院号」や「道号」を重視しないため、費用も比較的抑えられる傾向にあります。

  • 相場

  • 浄土宗:5万~15万円(信士・信女) 35万円(居士・大姉) 60万~100万円(院居士・院大姉)

  • 浄土真宗:20万~30万円程度。

曹洞宗・臨済宗(禅宗系)

  • 特徴:曹洞宗や臨済宗の戒名は、浄土宗と同様に「釋」がつくことが多く、修行や教えに基づいた漢字が用いられる傾向があります。

  • 相場

  • 曹洞宗:15万~30万円(信士・信女) 50万~100万円(居士・大姉)       

  • 臨済宗:30万~50万円(信士・信女) 50万~100万円(居士・大姉)

真言宗

  • 特徴:真言宗の戒名には「阿」や「真」などが入ることが多く、厳密な儀式を伴うことが多いため、他の宗派より高額になることがあります。

  • 相場15万~20万円(信士・信女) 50万円(居士・大姉) ?00万円以上(院居士・院大姉)

日蓮宗

  • 特徴:日蓮宗では「日」という文字が入る戒名が特徴的で、院号や居士などの称号も重要視されます。

  • 相場35万円(信士・信女) 75万~150万円(居士・大姉)

2. 戒名のランク別の相場

戒名にはランクがあり、これに応じて費用が異なります。戒名のランクは、故人の社会的な立場や家族の希望などによって異なります。

  • 信士/信女(最も基本的なランク6文字):一般的な戒名で、20万円〜50万円程度。

  • 居士/大姉(信士より高いランク9文字):30万円〜80万円程度。

  • 院号(格式の高い戒名10文字):50万円〜150万円程度。

  • 院号大居士/院号大姉(最高ランク):100万円〜300万円程度。

3. 注意点とアドバイス

  • 地域差:都市部では相場が高くなることが多い一方、地方では比較的安価な場合もあります。

  • 寺院との相談:戒名のランクや費用は、寺院との相談が必要です。寺院によっては寄付やお布施といった形で費用が決められることもあります。

  • 宗派の確認:家族の希望や故人の意思に応じて、戒名の内容やランクを決められるよう、宗派ごとに確認をしておくと安心です。

戒名は故人を供養するための大切な名前であり、適切なランクと費用を検討しながら選ぶことが重要です。
正直、高すぎて・・・・ちょっと怖い。


仏教における大事な習わし

仏教には、教えを実生活に取り入れるためのさまざまな習わしがあります。これらの習わしは、個人の心の安らぎや先祖供養、さらには人間関係を調和させるために重要です。

  • 法事・供養:死者や先祖を供養するための儀式で、故人の冥福を祈ります。日本では特に、四十九日、百か日、一周忌、三回忌など、重要な法事の節目があります。これにより、故人を敬い、家族や先祖とのつながりを深めるとされています。

  • お盆:お盆は、日本の仏教における年中行事の一つで、故人の霊が帰ってくるとされる時期です。家族や地域でお盆の準備をし、霊を迎えて供養することで、故人への感謝を表します。

  • 写経や座禅:写経(経典を書き写す)や座禅(静かに座って瞑想する)は、心を整え、精神修行を行うための習わしです。これにより、心を落ち着けて仏教の教えを体得し、煩悩を鎮めることができます。

  • 戒律(かいりつ):仏教徒として守るべき倫理的な規範であり、殺生や盗みなどを禁じる五戒がよく知られています。戒律は、他者に害を与えず、平穏な生活を送るための指針として尊重されています。

3. お寺の役割

お寺(寺院)は、仏教信仰の中心として、地域社会や信者に対してさまざまな役割を果たしています。

  • 信仰と修行の場:お寺は、仏像や経典を安置し、礼拝や修行の場として機能します。僧侶は、お経を唱えたり、法話を通じて仏教の教えを広めたりする役割を担っています。多くのお寺で定期的に行われる読経や座禅会は、信者が仏教を学び、実践する機会を提供しています。

  • 供養と法要の場:お寺は法事や葬儀の場としても利用され、死者の供養が行われます。僧侶が導師となり、故人の冥福を祈ることで、信者が故人とつながり、心の平安を得ることができます。

  • 地域の文化・伝統を継承:お寺は、地域の人々と共にお祭りや年中行事を実施することも多く、仏教の教えや習慣を次世代に継承する役割を果たします。地元の行事やお盆などを通して、仏教が地域社会に深く根付いています。

  • 相談と支援:お寺は、心の相談や悩みごとの相談を受ける場としても機能します。特に、人間関係や死生観に関する問題で悩んでいる人が訪れ、僧侶が精神的な支援を行うこともあります。

まとめ

仏教の教えは、苦しみから解放されるための道筋を示しており、その教えに基づく習わしは、心の平安や先祖供養、人間関係の調和を目的としています。お寺は信仰や供養、地域社会とのつながりの場として、仏教の教えを広める重要な役割を果たし、信者や地域社会に心の支えと学びを提供しています。

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