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#映画館の思い出〜チャプリンと大毎地下劇場
小学2年生のとき、母親とこども向けの映画を見に行きました。
たぶん「野生のエルザ」だったかな。
2本立てが普通だった時代。
映画館に入ると、目当ての映画ではなく、モノクロの映画がかかっていました。
古い山小屋が、崖から落ちるー落ちないー、、みたいなシチュエーション。
サスペンスじゃないです。
おかしな大人たちがおかしな動きで
わあわあ大騒ぎしている、へんな映画。
そのシーンが
いつまでも脳裏から離れませんでした。
その映画が
チャプリンの「黄金狂時代」だったと知ったのは20歳の時。
大毎地下劇場でチャプリン特集をやっていて
そこでかかっていたのがそれで。
「あーあの時観た映画だー」
物心ついて初めて観た映画が喜劇王チャプリンの作品。
そしていまだに映画好きというのは、運命を感じます。
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それにしても
大毎地下劇場、、、懐かしい。
大阪堂島の地下にあって、
二本立てで当時700円くらい。いわゆる名画座。
何十年も前の名作だけでなく、少し前の映画も上映する、
映画好きな貧乏学生にはありがたい映画館でした。
ビデオ、レンタルなんてそれほど普及していなかったし、
もちろんネット配信なんてなかったから、
名画座、タダ券も含めて月5〜6回は映画館に通って、
駄作も含めていっぱい映画を観て、
そういう体験が今の自分を作ってくれてるんでしょうね。
今は名画座も減って、映画一本見るのに1900円!?たっか。
まあネット配信でいろんな作品をみられるようになったことは、ありがたい。