生花にふれ自分のプチ歴史と去年の学びを振り返る
冬の花屋さんは春を感じられる素敵な空間。久しぶりに生花のレッスンを受けて、新鮮な気持ちと新たな気づきに心が開放された清々しいひとときでした。
ドライフラワーを通じて知り合えた様々なご縁や取り組み
思いおこせばフラワーアレンジメント教室に通うことから始まり、ドライフラワーに興味を持ちだしたのが確か6〜7年前。ほぼ同時期に福岡に引っ越してから 、少しずつドライフラワー作家としての活動を始めました。
おそるおそるインスタの世界に飛びこんだのもその頃。 一気に世界が広がって、フラワーサイクリストとして活動している方が、エシカルをテーマにしたオンラインマルシェに参加されることを知り、Web上での対面が実現。 ロスフラワーや作品のことなど、直接その想いを聞くことができた貴重な時間でした。
自分にも何かお花を通してできることはないかと模索し始め、今度はそのマルシェに出展側として参加、そこで取り組んだWSの一つがロスフラワースワッグでした。 中止になったオリンピックイベントで、行き場を失ったドライフラワーのクラウドファンディングで取り寄せたバラ100本をWSの材料にしました。参加者の方とオンラインで対面しながら、ロスフラワーのことをお話しながら、一緒にスワッグを束ねることができた有意義な時間となりました。
https://www.craftmade-association.org/
アップサイクルを知り、フラワーサイクリストスクールに出会う
ロスフラワー以外にも、剪定花材やカンナ屑などのアップサイクル材料と出会い、自分の作品にも取り入れるようになりました。「SDGs エシカル 」といった取り組みが世間でも広まっていくなかで、自分の生活にもより身近に感じられるようになりました。
ただどこかで漠然と取り組んでいる自分がいたのも事実で、そんなときに偶然 フラワーサイクリストスクールの募集があることを知りました。「受けたいかも!」という直感から、今の自分の取り組みをもっと深めたい気持ちが大きくなりました。そして、去年の後半から約3ヶ月、株式会社RIN 代表
のフラワーサイクリスト 河島 春佳さん主催のフラワーサイクリストスクールを受講しました。
https://lossflower.com/rin-creative-flower-school
フラワーサイクリストスクールを受講する前と後の変化
職業や年齢、場所も様々な方と一緒に、基本はオンラインで学習をして、質問会ではお互い顔を見ながら刺激だらけの3ヶ月はあっという間でした。
ロスフラワーは流行ではなく、この言葉自体をなくして「お花のある暮らしを一人でも多くの方に 広めること」が大切であるということに気付かされました。生産者さんやお花屋さんも ロスを出したくて出しているわけじゃない、 それでも出てしまうロスフラワーを 活用する取り組みはとても素晴らしいけれど、そもそも「ロスフラワー」をなくすことが大事なことだったんです。
前の投稿にも書きましたが、福岡は生産者さんとの距離を わりと近くに感じることができます。JAやみちの駅、スーパーでも いわゆる「産直」素材を手に入れられる 素晴らしい環境がここにはあります。お花でも食べ物でも、大事なことは 「鮮度」や「無駄にしないこと」 そして「そのめぐみに感謝すること」 それがあらゆることへのロス軽減にも つながっていきます。
福岡は花の生産量が全国3位! ただ、切花の購入量は全国44位、そして園芸用品購入量は全国43位。 新鮮なものが手に入るこの環境で、これはとてももったいないことです。この地の利を活かして、仕入れはこれからもなるべく地産地消に こだわっていこうと思っています。
さらにもう一つひらめいたのが、気軽に1輪から新鮮なお花を手に取れるような 「ちょこっと」の暮らしを大切にできる、ミニミニ出張花屋さん! それを実現させるためのプランを練っています。
また、このスクールではお花のことだけではなく、仕事をしていく上での大切なマインド設定なども 教えていただきました。やるかやらないかで迷うなら、まずはやってみるという姿勢をより後押ししてもらったことと、「自分が作りたいもの」から 「お客様目線で見て本当にほしいもの」を 提供していくことの大切さ です。
最近のインスタのストーリーで、時々質問をさせていただいているのはそのお客様目線を知りたいと思ったからです。
また、仕事を通して自分は何を社会に貢献できるのか、目標をきちんと見据えて行動をおこすことの大切さも 知りました 。
トレンドで終わらせてはいけない、環境への取り組みについても さらに深掘りしていく
まだ詳しいことは言えないのですが、先日SDGsバッジをいただくことができました。これからは、このバッジをつけて活動していこうと思っています。
私のSDGsは目標12「つくる責任つかう責任」 (持続可能な生産消費形態を確保する)です。 その中の「廃棄物の発生防止、削減、再生利用および再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する」がテーマです 。
「大幅に削減する」のは私一人の力では到底及びませんが、自分にできるのは 「小さなことからコツコツと、塵も積もれば山となる」です。
フラワーサイクリストとしての使命感をもち、その名に恥じないような行動と発信をしていきます。
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