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213_学校現場でも効く!最近学んだリーダーシップのエッセンス
こんにちは、こんばんは!
シンパクト和です。
最近、学んだリーダーシップに関する考え方。これを高校教員である自分に当てはめてみました。教員といっても、いろいろなシチュエーションで生徒や同僚、そして管理職の方々との関わり方を考えることが多いですよね。そんなときに「仕事(やること)をもっとシンプルに捉えるって大事だな」と強く感じました。
1. 仕事をシンプルにする意義
“できる指導者(リーダー)”vs.“できない指導者”
できる指導者:
教員にとって大事なことは「授業準備・生徒指導・校務」など、様々ありますが、全部を抱え込まずに優先順位をしっかり決めること。「今日は学級経営のこの部分だけしっかりやろう」とか「この資料作りは同僚に手伝ってもらおう」とか、取捨選択して仕事を軽くする力がある。できない指導者:
何でもかんでも「やらねば!」と抱え込み過ぎたり、「とりあえず頑張れ!」みたいに根性論で進めてしまう。結果、生徒にも同僚にも具体的な指示が出せず、クラス運営も校務も迷走しがち。
“問題”と“課題”を区別する
問題: たとえば学力向上や生活指導など、学校で求められる理想と、今の現状とのギャップ。
課題: その問題を解決するために具体的に取り組むアクション。
指導方法を考えるときも「今のクラスに何が起きていて、どうしたいのか」を明確にするだけで、やるべきことが見えやすくなるなと感じました。
2. シンプル化を助ける4つのポイント
感情の波を小さくする
怒りや焦り、あるいはネガティブな気分で対応すると、どうしても生徒への態度が荒くなったり、必要以上にストレスを抱えてしまう。なるべく冷静かつフラットな気持ちで指導するような心がけを大切に。立ち止まる時間を確保する
授業や部活指導に忙殺されがちな毎日ですが、意外と「ちょっと一息ついて振り返る時間」が重要。授業の手応えやクラス運営の状況、同僚との協力体制を見直すだけでも、改善点が見えてきそう。長期的視点を持つ
高校現場だと、すぐに成果(成績や進学実績)が求められがち。でも、一人ひとりの生徒の将来を考えると、短期の結果だけに振り回されるのは違うなと痛感。長いスパンで「この子には何が必要か?」を考えると、目先の忙しさがちょっと落ち着いて見えてきそう。校内で戦わない
同僚とのちょっとした対立や不和があると、教員自身がモチベーションを失ってしまうし、生徒にも悪影響。校内では連携を大切に。「同僚とどう協力すれば生徒にとって良い環境をつくれるか?」を考えると、より前向きに動ける。
3. 選択と集中で変わる学年・クラス運営
全体最適を考える
学年単位での指導方針とかクラス目標を決めるとき、どうしても「自分のクラスだけ大丈夫ならいいや」ってなりがち。でも、学年や学校全体を見渡して「ここはこの先生に任せよう」「ここは自分がリードしよう」と動くと、みんながスムーズに仕事を進められるように。
“やらないこと”を決める勇気
教員の仕事は際限なくあるので、「どこに力を入れるか」を決めないと疲弊してしまいます。「これは同僚にお願いできるかも」「これはさすがに自分がやるべき」という風に振り分けると、クラス運営や部活指導の質の向上に繋がりそう。
4. 課題解決の7ステップ
自分の課題を明確にする
たとえば「クラスのまとまりがいまいち」「学習意欲が低い」などの問題を、自分のアクションに落とし込んで考える。「生徒と一対一で話す時間を増やす」「授業でICTを活用してみる」など、はっきりさせるだけでも違います。課題を阻む障害をリストアップ
「学級経営」「進路指導」「部活指導」など、時間やリソースが足りない原因、あるいは生徒の家庭環境など、問題を達成するうえでの障害を把握。事象を整理・グルーピング
似たような問題を分類してみると、解決の糸口が一気に整理されます。「進路指導と部活がバッティングする時間をどうするか?」などグループ分けすると、やるべきことが見えます。最優先課題を見極める
「学年の中でもこれが一番困っている」という課題をまずクリア。優先度が明確になれば、教員同士で協力しやすいです。WHYを5回繰り返す
「なぜクラスにまとまりがないのか?」を何度も掘り下げてみる。すると「実は行事の準備で生徒同士があまり関わる機会が少なかった!」など、意外な原因が浮かび上がってくることも。解決策を考える
いきなりひとつの手段に絞らず、いろいろ試すことで柔軟な対策が見えてきます。「ホームルームでディスカッションの場を設ける」「班活動を増やす」など、試しやすいものから実行。アクションプランを作る
「何をいつまでにどうやるか」をはっきり決めると、あとは行動するだけ。意外とここを曖昧にすると、動けなくなりがちなので要注意。
5. まとめ:シンプルにして前進!
高校の職場環境に照らしてみても、「複雑な業務をシンプルに」って効果があるなと実感しました。
問題と課題をちゃんと分けて把握する
感情に流されずに落ち着いて指導する
全体最適を意識して、やるべきこと・やらないことを明確に決める
ロジカルなステップで課題解決していく
こうしたことを意識するだけで、クラスや学年運営がかなりスムーズになりそう。もちろん日々改善は必要です。
もし学校現場で「最近忙しすぎて頭がパンクしそう!」という方がいたら、ぜひ一度、仕事をシンプルにしてみるアプローチを試してみてください。きっと、教師も生徒もみんながちょっとずつラクになって、楽しく学べる空気が生まれると思いますよ。
日々の学びを実践続けたい、シンパクト和でした。
最後までお読みいただきありがとうございます!感謝申し上げます。