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グラミーが!おすすめしているよー!!Travis Japan「VIIsual」が最高!の巻(後編)

前回書いた前編が、想像以上に沢山の方に読んでいただいているようで恐縮です。
こんな独り言にお付き合いいただきありがとうございます。
やっぱりいいですよね、VIIsual!
最高ですよね、VIIsual!
後編も書いたので、もしお暇だったら、いや、暇は暇なりに色々あると思うので、気が向いた時に読んでいただけたら嬉しいです。

前編はこちらです~。

では、まずこの曲から。


HBD

閑也君プロデュース曲。
プロデューサーのうみくんから「みんなが歌えるような曲を」と発注されて、バースデーソングを作った閑也君。

𝓑𝓘𝓖 𝓛𝓞𝓥𝓔💛

もう、そのまんまですね。
奇をてらわない。
恥ずかしがりやだけど、ブログでもいつも「愛しているよ」と伝えてくれる閑也君。
笑顔が大好きで、みんなが楽しんでくれるのが嬉しいという閑也君。
男兄弟の中でお母さんのチャーハンをガッツリ食べて育った閑也君の、まっすぐで、一見するとぶっきらぼうな優しさは、ちゃんとみんなに伝わってる。

♪大切な 君だから
This special time
お祝いしたい
上手く言えなくても
あぁ 少し遅れちゃっても
Wish you all the best

少し遅れちゃっても、なんて。
きっとこんな人に花束を渡されたら、笑いながら泣いちゃうよね。
私はこの曲でほろっときた。
(歳を重ねると、幸せなことほど涙もろくなるんだよ。
子供の運動会なんて、よその子見ても泣いちゃう号泣大会だよ…。)

こんなに誰もがしあわせを感じられる歌ってないと思う。

ふと、以前プロデューサーのプーベアがトラジャに教えてくれた「毎日がハッピーバースデー」という言葉を思い出す。

「毎日ハッピーだし、ハッピーでいられるように、って祈りも込めて。」

そういう意味だったと思う。
そして赤毛のアンの

「あさが来るって、素晴らしいわね!」

前夜、アンは自分が男の子でないから働き手として必要とされず、この家で引き取ってもらえないと絶望するのだけど、朝日を浴びたらもうこんな気持ちになっている。
人は絶望の淵に居ても、朝は等しくやってきて、また新しい1日が始まる。
それはもう昨日じゃない。
昨日とは違う1日。
誰の言葉だったか、

人は毎日小さく死んでいる

というこの言葉が私は好きで、これもアンと同じ、眠って起きたら新しい1日が始まる、新しい私がそこにいる、という意味。
閑也君の「HBD」を聴きながら、今、辛い毎日を送っている人にも、この曲が温かいエールになるといいなと思った。

♪君がいるから Everything is alright
特別な今日に 願い込めて
Everyone, everyone, everyone
We're here to say…

Oh, happy birthday
Oh, happy happy day!

Fireflies

宮近君プロデュースのHIP-HOP!!

インスタの宮近君のコメント

「その答えは曲の中に有り」

…な~る。
そうかぁ。
駆け引きする二人の物語のようでもあるけど…、これって宮近君とダンスなのでは?という見立てをしてみる。

最初は女の子を誘ってダンスを始めて

♪お預けも嫌いじゃないぜ Bow wow
ご褒美は Yes! Bow chicka wow wow
ガッツキ過ぎてごめんね Baby, my bad!
Cuz I wanna know all about you

と言っているのだけど、

♪時計の針を止めたい
I wish this time would last forever
Just you and me 誰も邪魔できないこの世界
回る Round and round and round and...
美しくも儚い
輝き放つ Paradise
Please let me hold you tight for a while そう願い
回る Round and round and round and...

情事に夢中になる二人のようでもあるし、むしろ情事よりこうして踊り続けることの方が絶頂を迎えられる二人にも見える。

ここでgirlと呼ばれる存在こそ、ダンスそのものなんじゃないだろうか。
この主人公が手を取り、抱きしめているのはダンスそのものという。
ちょっと「赤い靴」みたいだな。
(童話「赤い靴」は、踊り続けた末に足首から切り落としてしまうんですよね…。)

「いや、さすがにそこまで好きじゃないです。」
と言われるかもしれないけど、そうであって欲しいというのは、ファンの願望。

♪Burn, burn! Shall we dance?

ここで入る息がまた扇情的で(セクシータイガー!)、そのあと大きく息を吸う音が入っていて、おそらく宮近君だと思うのだけど、だとしたら「Keep On Smiling」につづく、呼吸シリーズ。
こういうのがほんとに効いてる。
※こちら、コンサートで確認したところ、元太君が鼻から大きく息を吸っていました。
個人的にはちょっと危険な表現だな…と思ったりした…。

この曲では

💙Round and round and round and....
🧡The party never ends
💙Until the spell is broken....right?
🧡Yeah, right

というセリフを、松松でやっているのがまたいい!
元太君のセクシーな声での問いかけに、きっぱりと返す松倉君。

永遠にこの魔法が解けないで欲しいと願う。

Thrill

しめちゃんがプロデュースしたThrill。
「ダークなTravis Japan」を意識したという楽曲。
BO$$Yと少し似た世界観だけど、もっと秘密めいている。
獲物を狙うようにハートを狙うドラマ仕立ての曲で、トラジャの幅の広さを再確認する。

イントロ6秒あたりから♪タカタカタカタカ…と上昇していくような音が、ノワール映画に出てくる鉄がむき出しになったエレベーターが上ってくような、そんな場面を思わせる。

主人公は暗闇の中に零れ落ちるかすかな光にも、その存在を知られないように息を潜めターゲットに近づいていく。

♪ためらいはそこまで
飲み込めその Thrill

そうしてもう逃げられず
(ここでもイントロのタカタカ…という音が入り、それはマシンガンを打つようでもある。)

♪Smooth, yeah, just like a criminal
Just like a criminal
(Time to rock, time to rock)
Hit ya hard like a criminal
Hard like a criminal
(Time to rock, time to rock)
沸いた感情のままに
ハマる Danger 狙い通り


サビの♪Smooth, yeah, just like a criminal が意思とは別のものにズルズルと引きずられ身を任せて落ちていく登場人物のように、聴いている方も重たく鳴り響く音に身をゆだねて体を揺らす中毒性。
トラジャは歌い方は変えてもがなったりはしない。
むしろサビ前なんてものすごくきれい。
それがこの「Thrill」の世界の質感。
ガサガサ、ゴツゴツではなく、あくまでスタイリッシュ。

どんなダンスで魅せてくれるのか、楽しみな1曲。

Staying with you

うみ君が出演する映画「矢野君の普通の日々」挿入歌。

前のThrillからのふり幅!
なんか、シャバに出たんだね…と思ってしまった。
真人間に戻ったんだねって。

私はまだ映画は見れていないのだけど、こんなバラードをみんな待っていたでしょうね。
黄昏時にピッタリの、切ない曲。
映画が高校生のラブストーリーなので、川沿いの道を自転車を押して歩いていくような、穏やかなオルガンのメロディが、懐かしくて愛しい日々を回顧するような気持ちにさせる。

♪今日も陽が沈んで 街並みが変わっても
変わらないままで Yeah
また手探りで 今を生きている
この日々を 忘れはしない Yeah

なんて、もう沁みる、沁みる。
この世界に生きる人たちに、沢山夢見て、沢山チャレンジして、沢山破れて、そうして沢山の宝物をその胸に抱えて生きて行って欲しいなと、なんか遺言みたいなことを思った。
そして松松のラップがまたいい…!

仕事帰りに、電車の中で聴いたら泣いちゃいそうだな…。

昨日と今日、今日と明日。
繰り返される毎日も、いつか遠い思い出になって、もう帰っては来ない。
すれ違うあの人も、この人も、みんなそうして遠くへ去っていく。
でもそれを感じながら、ほんのひと時足を止め、今を見つめてみる。
そうしたら、また歩き出すことは怖くない。
きっといつか、またこの瞬間もすべての思い出と共に美しくなる。
そう信じさせてくれるような、優しい勇気をくれる歌だと思う。

ふと、市川準の「東京兄妹」という映画を思い出す。
東京の下町で暮らす兄と妹の物語で、両親を亡くした二人が、残された日本家屋でまるでそこだけ時間が止まったように、昭和のにおいに囲まれて暮らしている光景。
やがて妹は恋をして家に帰らなくなるのだけど、説明はほとんどなく、ただすれ違っていく姿が描かれる。
この妹役の俳優が自分と同じ年で、ああそうか、私もこの時二十歳だったんだな、などと思う。

どれだけ変わらないでと願っても、やっぱり変わっていくものなんだろう。
だけどそれは失われたんじゃない。
この日々を 忘れはしない
それで充分なんだよね。

そしてこの曲は、日本版のささやかな日常の積み重ねを思わせる世界に比べ、Global版の地平線のないような壮大な世界観もまたいい。
ぜひ、歌詞を比べてみてほしい。

歌詞検索サイト GENIUS

https://genius.com/artists/Travis-japan


Underdogs

ラストを飾るのは如恵留くんプロデュースUnderdogs。
前の「Staying with you」からつながるこの展開。
青春って素晴らしい!
もし「Travis Japanのダンスだぜ!season3」があるなら、ぜひ主題歌にして欲しい!!

そして!
80~90年代のバンドブームで育った自分としては、懐かしい!懐かしい!懐かしい!懐かしいが3回よ!!!
アルバムを1回聴いて、最初にはまったのがこの曲でした。

如恵留くんはインタビューで
「拳の中に何もなくても、仲間がいる。」
と言っていて、甲子園を引き合いに出したりしていた。

♪Oh-oh-oh 握った拳が
Oh-oh-oh 掴めなかった victory
Even though they all claim that it's hopeless
I won't stop 泥だらけでも
Oh-oh-oh 掴んだ お前らがいる

とか、もうとにかくトラジャそのものの歌詞でもあって、

♪I'm okay 泥だらけでも
Oh-oh-oh 関係ないぜ お前らと行く

なんてまるで6人へのラブレターだし、もしかしたらトラジャ担もその中に入れてくれてる?と思ったりして、とにかくこの曲がアルバムのラストに入っていることが愛でしかないなと。

♪絶対に消せない
あの日の笑顔 涙も 悔しさも
すべて Wake me again
泥だらけでいい
やがて 虹が掛かる前の
雨粒が Set us free
Someday we can shine

Oh-oh-oh 握った拳で
Oh-oh-oh 叶えたい 夢が在るんだ

叶えに行こうよ!
って叫びたいよね。
追い風になるから!って。

もちろん、それは私がトラジャが好きだからそう感じるだけであって、みんな自分の歌として胸に持っていていい。
私の子どもは今まさにバンドに夢中になっている十代で、昼休みに聴いているそうだ。
(なんと、トラジャを観に行きたいと言い出したので、横アリに一緒にいきます!楽しもーねー!!)

今はきっと、「虹が掛かる前の 雨粒が Set us free」なんだろうと思う。
でも「Someday we can shine」だからね。

「拳を掲げて歌える 魂の歌だよ」

インスタの、如恵留くんのコメント。
よし、みんなでやろう!
ライブで拳を掲げよう!!
そして、如恵留くんと一緒に拳を掲げる日まで、Underdogsを鳴らし続けよう!!
夢がある限り、果て無く鳴らし続けていこう!!

そして、このGlobal Editionがまたかっこいいんだーーーー!!!!!!!


さて。
今回もGlobal Editionが同時配信されたわけですが。
まだ聴きこんではいないものの、こ~れが素晴らしいですね。
どちらかの付属ではなくて、それぞれが独立した作品になっていて聴きごたえたっぷり。
ところがiTunesでは不具合があったようで、私もなんとか購入したもののダウンロードができず。
え?
これって本当に買えてるの?
買えてるけど、やっぱダウンロードできないの?
うーむ…。

そしてこのタイミングで、「Road to A」も再びチャートインしてきたというではないですか!
今、初めて「Road to A」を聴いている皆さん!
あれがまさかのデビューアルバムなんですよ!!
Travis Japan最高でしょー!?
(2024.12.11付 「VIIsual」2位、「Road to A」75位)

ということで、つらつらと書いてきましたが、あくまでも私個人の感じ方なので「そうかなぁ?」と思う方もいると思います。
きっと受け取った人それぞれのいろんな思いをのせて、作品て広がっていくんじゃないでしょうか。
だからもっともっとたくさんの人の目に触れて、もっともっと作品が愛されていくように、「VIIsual聴いたよ!」「この曲が好き!」って、みんなで言っていけたらいいなと。
私も他の方の感想を読んで「あ、なるほど!」「その感じ方素敵~!」と思いながら聴いています。
もっともっと、VIIsualを味わって、楽しんでいきましょ~!!


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