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株価高騰に思う

 日経平均株価が33年ぶりの高値水準で推移しています。
 僕自身は、現在、収入が比較的安定している職業に就いているため、手持ちの余裕資金の多くを、個別株や投資信託で運用しています。
 投資総額がそれほどでもないため、額ベースでは大したことはないのですが、上がり幅としてはそれなりであり、ある程度のスパンで考えると、預貯金とは圧倒的な運用益の差があると感じますし、これまでもこうした上がり局面で、時々益出しをすることで、一時的に生活に必要な資金としても使えましたので、やはり投資でリスクを取ることが大事だと思います。
 直近の10年間を考えると、この間、感染症拡大の影響とか、国際情勢の緊張とか、企業の信用不安といった要因により、株価が下がることはあっても、長期トレンドでは確実に上昇しており、経営破たんした特定の企業の株だけを多く保有していたり、商品先物取引で特定の商品に全張りして大損するといった、極端な投資スタンスを取っていなければ、投資をしてきた人は、そこそこ含み益が出ているのではないかと思います。
 そうなると、余裕資金が多い人は、それだけ金融資産の増加が大きいはずですし、そうした人は、不動産投資などもやっていれば、そちらも相当収益が出ているでしょうから、持てる人と持たざる人の格差は確実に広がっていると思います。サラリーマンとしてある程度、組織に縛られ仕事をしている人と、投資で資産を増やしている人の間では、稼ぐことの時間単価の差が広がっているともいえるかもしれません。
 とはいえ、僕が今から、仕事をやめて投資生活をできるかといえば、今の手持ちの資産では、短期のスパンで相当な運用利回りを稼ぐ必要があるため、リスクを取ることが求められ、勝てる可能性は低くなります。
 年齢を考えると、ここでそういう危ういところにチップを全張りすることは、その後の人生設計にダメージを与え、リスクが高すぎますので、ある程度、生活資金の足しにできている現状を肯定し、上がったタイミングで欲張りせずに売却益を出して下落リスクに備え、引き続きコンスタントに投資を続けていくことが王道であると思います。
 結局、僕の戻るところは、今のメインの仕事に取り組む中で、個別具体の課題解決はミッションとして当然ではありますが、同時に、その課題解決の手法を応用できないか、メタ認知を持ちつつ、頭の体操をして、いずれ、そうした価値提供により、今より経済的自由を拡大できるように志向する、地道ではありますが、自分の現状のメインフレームに価値を見出し、自己肯定感を高め、多くの人との良い御縁を持ち、未来への種まきを怠らず、一日一日を大事に生きていきたいと思います。

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