ダブル入学式を終えて

 二日連続の子どもの入学式を終えました。

 ただ参加するだけですが、それなりの時間、座っているので疲れますね。
 入学式って、そこからスタートするので、自分の中に歴史がない。これからどういう展開になるか、わかりません。

 下の学校からの、最低限の友人関係のようなものは、RPGの旅立ちの時に少し装備が良い、こんぼうと布の服を持っているようなもので、ひのきの棒だけの無防備状態に比べれば、いきなり平原にうって出ても、戦うことはできますが、その先の経験値の積み上げですぐに追いつき、追い抜く差であり、無防備でも町の中を探してアイテムを拾い集めれば、何とか工面して、少し遅れて旅に出ることができます。

 今のところは、学校の出来事を、子ども二人が話してくれるので、これは大事ですね。すべてを話すことはないかもしれないですが、話をしてくれると糸口を見出すことはできます。親として、うまくやって欲しいとは願うものの、そんなに甘いものでもないので、当然困ることはあると思うので、そこは友達の仲良くやっている的な話に過剰に喜ぶことなく、淡々と聞いてあげることが、気づきの早道だと思います。

 とにかく、学校のはじまりは、いろいろ書くものが多いですね。マイナンバーがあるとはいっても、個人情報の収集は学校でやるしかないので、封筒の中には提出物がいっぱい入っています。ここに啓発系のパンフとかも詰め込まれていたり、学校連絡アプリの登録とか、お決まりのPTA役員選任の案内とかが入っていて、この分別だけでも時間を取られます。

 何とか学校行事の最初のヤマを越えたので、次は自分の母親に対する希望提供業の再開ですね。
 先週金曜日に荒天状態の中、飛び込んで何となくいい感じに持ち込むことができましたが、その後、電話をしていないので、何となく一人でぐるぐる思考が回り、テンションは下がっているか、低気圧が発達しているかのどちらかですね。
 毎日電話するのは理想でしょうが、何のネタもなしに話を振り込むわけにもいかず、現状の青い鳥探しが行き詰っている中、希望として何を見出してもらえるか、時折考えなくもないのですが、自分の行く末のことさえ確たる針路を持てないでいるのに、母の希望の一筋探しをして、そこに当面の希望を見出してももらうように仕向けるというのは、本当に難しいです。
 
 手は尽くされているし、気持ちをほぐすぐらいしかやりようがない。もちろん、母親もそのことは承知してはいるのでしょうが、時間がある分、現状の不満は結晶となり、溶かすのもそれなりに認知に負荷がかかります。

 ただ、希望提供業も、自活した母親を支える役割は確実に果たしており、親が自立して生活を営めるにこしたことはなく、いかにここを前向きにとらえ、そこから普遍の学びを得るかですね。打算とまでドライなものではないにせよ、自分の行動に意義を見出すことは、親を支える活動の原動力にはなります。
 

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