休み多いこの先1カ月を見据えて考える
9月に入り、先週、今週の平日フル日程をこなすと、その先は3連休が2回続き、10月になります。
いまは母のフォローで、だいたい週の後半は半休をもらうことが多いので、実質4.7日ぐらいなんですが、それでも完全休日と中抜け時間休では、気分が違います。
なぜ、こんなことを書いたのかといえば、9月の後半から10月の前半は連休が続くので、年間の中では、このへんは重いイベントも少ないけれど、かといって閑散期でもないので、何となく忙しくしているうちに、過ぎてしまうんですよね。
この期間を超えて、気づいてみると11月で、そこから年末まではつるべ落としのはやさで過ぎていきます。
そこで、連休の連続に加え、幸いにして、仕事上は落ち着いた環境にあるので、この先、1カ月ぐらいで、自分の今年の棚卸しをしてみて、この先、どうやって生きるべきかを考えたいと思っています。
年初には、今年度中(来年3月末まで)の環境の変化、つまりは今の職場を飛び出すことも含めて、動いてはみたものの、4月からの新天地での仕事が、ここにきて思いのほかに知的好奇心を満たすものになり、工夫次第では知の宝庫を自分の血肉にしてしまえば、この先の生きる力になるのかなと、思いはじめています。
新天地への転職は、チャンピオン資格を持っているわけでもないので、すんなりとはいかないでしょうし、飛び移った直後は高揚感や達成感があるのでしょうが、そこですぐに成果を求められるわけで、ある程度の「貯め」がないと、すぐにストックが切れて、人間関係の再構築から始めるとなると、信頼残高もない分、かなりきつい展開になることは、さすがにわかります。
別な方法として、会社を買って経営者になること、このことのメリットを説く本も出ていますが、宮仕え人として長くやってきた自分には、いきなりリアルで人と事業を抱えることは、初動で大変なことのように思われ、いきなりオーナー経営者は無理なように思います。
また、自分の年齢で事業承継とかしても、その先の事業承継も視野に入れないと経営はできないでしょうし、人材確保も、今は組織に文句を言えばいいでしょうが、経営者になれば、自分の不得手な分野は、本気で人材を確保しないと、会社が回らなくなってしまいます。
結局、今の人的ネットワークの中で積み上げた信頼残高が有効な領域の中で、この組織だけでは補えないものを提供することについて、外に出ることによる自由が必要となれば、飛び出す意義はあるのでしょうし、
労働やモノ、技術の提供というより、これまでの知見とノウハウを汎用性の高いコンテンツに仕立て、この業界に提供していく、これが長く生きる道なのかなと思いはじめています。
幸いにして、今の法務というのは、これまでルールを何となく理解しながら、積み上げてきたコンテンツになりえるスキルについて、定義をして、応用可能な領域を設定するには、不可欠な要素であり、
これまでの自分の経験を、年単位で丁寧に棚卸し、そこに法的な裏付けを加えることで、経験と勘をマップに落としていくことを、この先、1ヶ月の中で取り組んでいければ、道が拓けるかもしれません。
ふわふわした変化変容の思いが、少し形なってきた、ここにきて、願と行がようやく揃ってきた感じでしょうか。
もちろん、軌道に乗るにはまだまだ、だと思いますが、出口につながる一筋の光を、暗闇の迷宮の中で、見出した気持ちです。