「損した」感情の棚上げ
昨日の夜、自動車の保管場所を変更した関係で申請した、自動車保有手続きワンストップサービス(OSS)の進捗状況を確認したところ、警察署の自動車保管場所証明申請の手続き中ながら、手数料未納と表示されており、5月26日までの督促期限が切られ、納付することを求めていたことから、急いでネットバンキングで2200円を振り込みました。
しかし、妻に確認したところ、手続きを早めるために、申請に行った警察署で既に現金納付済とのこと。レシートを受け取っており、確かのようです。
警察署で消込を忘れて、ネット上で未納扱いになったままなのか、そもそも納付の有無にかかわらず、デフォルトでこうした表示がされるのか、わかりませんが、いずれにせよ、督促期限まで切って二重納入を求めるのは、ひどい話だと思いました。
一応、警察署には事情を話しにいくとのことですが、警察署に二重払いしたわけではないので、確認は難渋しそうです。国庫としてはダブル納付状態なわけですが、それがチェックされるのか、予定納付扱いで吸い込まれてしまうのかわかりませんが、基本、戻ってこないと考えたほうが、精神衛生上よさそうです。
こうした「損した」という感情は、早期に棚上げしないと、やり場のない怒りが、自らの身を焼き、周囲を傷つけ、自暴自棄になって、余計なコストをかけてしまいます。
仕事をミスしたり、モノを失くしたり、自棄飲みして銭と認知をそこなったり、時には自動車運転で事故を起こしたりして、結局、自分に対する信頼も失い、もとの損に上乗せ、どころではなく、損した額の数倍、数十倍、時には数百倍の金銭的損失に相当するダメージを、被ってしまいます。
ここは、よく自分の心を躾けておかないと、お金に対する執着は強いため、「損した!」のアンテナが立ってしまい、人を巻き込んで、生産的でない時間を費消することになります。
そういえば、先日、近所のスーパーに行った時も、シールを集めて交換する商品をレジに持ち込んだ80代と思しき女性が、本来は交換できない商品をかごに入れ、その商品は交換対象ではないと、いくら店員が説明しても、前は交換してもらえたと言って、延々と苦情を言っていましたし、
隣では別なお年寄りが、店内でモノを失くしたと主張し、〇△さんと店内で話をしていたときに、失くしたはずだから探してくれと、こちらも無茶ぶりを発揮していました。
結局、個々の「損をした」と思われる事象は、自分の人生に致命的な影響を与えることはありませんが、仮に感情の棚上げのスキルを高めたとしても、「損した」と思った時の自害感情の刃の威力は相当なものであり、つまるところ、なるべくそうした事態に陥らないよう、まずは焦った感情の中で即断をしないという、予防的措置が肝要ですね。
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