巧妙な夢
昨日は一週間の疲れがたまっていたようで、久しぶりに睡眠導入剤や抗うつ薬を服用せずに寝てしまいました。
いつも、服用しない時には、寝ているときに夢を見ます。
4年前に、メンタルのダメージを受けて、トラウマを抱えてからの夢は、自分の中にある巨大な負の感情が、現実と巧妙に整合をとりながら、僕の精神状態を追い込む、質の悪い夢を見るようになっており、特に、ダメージ直後は、その夢のダメージが翌日のコンディションにも影響を与えてしまうほどであったことから、睡眠導入剤により夢を見ないことが、日常生活を送るうえでも欠かせない状況になっていました。
その後は、メンタルの回復とともに、夢で受けるダメージは小さなものになっていますが、それでも、シナリオは常にアップデートされるため、夢の中では「いつもの夢だ」とは思えずに、夜中に目覚めて、その巧妙さに我ながら感心しています。
昨晩は、定番のしごと系ではなく、時々あるプライベート問題系でもなく、自己啓発セミナー系といいますか、自分自身が希求している、経済的自由、移動の自由の拡大に不可欠なスキルを手に入れるための、自己啓発の場のようなところで、陽キャであることを求められたり、長大かつ幅広なビニールテープを、いびつな形をした棒にきれいに巻き付けるための訓練をさせられたりという、よくわからないシチュエーションでした。
現状、仕事のほうは相変わらずハードですが、それでも、組織として僕のことを全力で支えるというスタンスが見えており、それ自体は組織内のキャリアパスとしても、順調であるといえます。
一方で、このまま組織に残ることだけが自分の可能性なのか、という疑問も内心抱いており、ただ、現状に不満を言いようがないほど、周囲が配慮しているのはわかるため、言えずに内心で思っていることが、夢の中で顕現され、心理的消化をした感じでしょうか。
そう考えると、寝つきが悪い程度の夢であれば、いつもいつも、睡眠導入剤で支配された安寧の夜を過ごすのではなく、翌日が休みの日の夜ぐらいは、たまには夢を見ることも、自分の心には必要なのかもしれません。