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夏祭り。息子の友達関係に思う

 昨日は2月まで住んでいたところで、夏祭りがあり、子どもたちを車で連れて行きました。

 下の息子は小学校の卒業までは前の学校にいて、中学から今の住まいの学区の学校に入学したので、小学校時代の同級生は、中学受験をした人以外は、みな同じ中学に進学しています。

 息子には、特に仲の良い友達がいたというより、何となく仲間の輪にははいっつている感じで、それは中学校の今もそうですが、小学校でも同じように、特定の仲の良い子はいなかったようです。

 でも、息子なりに、気に入っていた友達はいたようで、その友達に会えたので良かったという感じでした。

 ただ、その友達、クラスでも人気者らしく、卒業式ではいろんな人と一緒に写真を撮り、息子から声をかけたから写真は一緒に撮れたものの、あとは別な友達のところに行ってしまったので、その友達にとっては、息子はワンオブゼム、数多い友達の中の一人で、しかもそれほど優先順位も高くないように思いました。

 おそらく、夏祭りでも、そんな感じだったのだろうなと思うと、息子の健気さに、親としても微妙な気持ちになりました。

 ただ、僕自身も、学生時代は、どちらかといえば内向的で、付き合っている友達にとっては、僕は優先順位の低い、ワンオブゼムの友達だったように思います。

 なので、授業でよくある、任意の二人組みを作って何らかの作業をやるような場面、あれがすごく苦手でした。

 あれって、強固な友人関係がないと、常に椅子取りゲームをさせられている感じで、組めないわけじゃないけど、相手が自分にとってもイマイチだし、相手からしてもイマイチ、この辺の不都合な真実を突きつけられるようで、とにかく嫌でした。

 息子の場合、そこらへん、ゆるぼっちの耐性があるようで、その時々で違う組み合わせになっても、いい感じで上手くやってはいるようです。部活にも無理して入らないし、同調圧力みたいなものには、意外と強いのかもしれません。

 いずれにせよ、学校時代の友人関係などは、その後の長いスパンで、さまざまな人のご縁と出会ってみると、狭い世界であり、社会に出てみて、学生時代の友人と再会すると、在学中は淡い関係でしかなかったところ、関係性の変化の中で、案外強固な友人関係を築くことができたりするものです。

 息子には、より広い世界で、良き友に出会い、そこで良きご縁に恵まれる中で、今はワンオブゼムに過ぎないその友達とも、オンリーワンの関係になる、そうした成長をしてほしいなと、思いました。

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