見出し画像

受験勉強の早期化

 今は大学受験も二極化しており、最初からどこでもよいと決めてしまえば、入れる大学はいくらでもあるようですが、中堅以上の大学に入ろうとすると、それなりの準備をする必要があり、しかも、今は浪人することはレアケースになりつつあるので、基本、高3までに決める必要があります。

 うちでも、高校一年生の娘から、塾に通って力をつけたいという申し出があり、夏休み期間中の無料体験講習を経て、まずは数学から受講することになったのですが、
この塾が熱心で、週に2コマの塾の受講とは別に、週に1度、志を同じくする高校1年生のグループで、ミーティングをするとかで、塾に行くことになり、結果的に、週3回とか4回は、塾に通うことになるみたいです。

 実は、この塾は僕の今の住まいの最寄り駅から、1駅隣の駅にあるのですが、娘の高校とは逆の方面なので、通学定期区間外になります。

 で、ざっと計算したところ、この1駅について仮に週に3回、普通乗車券の運賃を払い続けるぐらいなら、娘の学校の最寄り駅と、この塾の最寄り駅の間の通勤定期を購入したほうが、通学定期と普通乗車券の組み合わせより、割安になることがわかりました。

 通学定期は、ご存じのとおり、融通が利かないので、一駅間であっても、異なる区間を購入することはできませんが、通勤定期は別にどの区間を買おうが自由なので、高校生ぐらいだと、こうしたことになるようです。

 しかし、僕のころは、大学受験の予備校って、本科生といわれる浪人生に手厚かったので、現役生は放置という感じでしたし、特に高校2年生までは、「グリーンコース」と称して、どうでもいいような質の授業を受けていたので、隔世の感がありますね。

 今は、現役生中心なので、高校1年生の範囲でも、いわゆる看板講師も投入されているようですし、そもそも、講義はオンライン受講なので、自分のペースで受けられるんですよね。

 それで、志を同じくする別な高校に通う塾生同士、ミーティングを毎週するなんていうのは、これを指導する大学生のチューターをつけることも含め、手厚い指導体制だなと感じます。

 娘の学校は、中高一貫校で授業の進度が早く、しかも毎週何らかのテストがある、なかなかスパルタな学校で、それだけでも大変だと思っていたのですが、これに加えて塾もあって、部活もそれなりにハードです。

 僕なんかは、高1のときは、近くの図書館に通って本を読み漁り、幽霊部活の幽霊部員という体たらく、受験勉強なんか、しばらくお預けという感じで、ほとんどやってなかったし、学校はゆるかったので、娘の今の生活と比べると、なんともお気楽な生き方してましたと思います。

 ただ、大学受験の結果をみれば、僕の入った大学に娘が入るのは、かなりハードルが高いですし、下の息子など、今の段階では到底考えられない感じなので、結果論としては、自分はコスパ良く大学に入ったような気がしますし、もう一度受験勉強をして挑戦せよといわれると、おそらく同じ大学には入れないような気がします。

 修羅の道を進んでいる娘には、希望の結果が得られることを、願いたいものです。

いいなと思ったら応援しよう!