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母の住まい探しは振り出しに
三連休最終日の昨日、母と一緒に、住まい探しをしました。
母が転居したがっていることは、ここでも何度も取り上げていますが、本人の希望である、
・現在のところに転居する前に20年以上住んでいた、前の住まいの近くに引っ越したい
・一人暮らしはやはり寂しいので、比較的自由の利く高齢者が集団で住まうところに引っ越したい
という条件で探していたところ、1件、サ高住でそれらしい物件がみつかったので、そこに一緒に行ってみることにしました。
昨日は曇りがちの天気で気温も低め、風がやや強いことを除けば、外出するには格好の天候であり、二人で期待を持ちながら、目指すサ高住にたどり着きました。
たしかに、ロケーションは良い、前に母が住んでいた住まいに近く、慣れ親しんだ大きな公園も道路を挟んで向かい側に広がっており、スーパーも歩いて5分のところにあります。
ただ、このサ高住、全体的に窓が少なく、中にいる人を閉じ込めている雰囲気が醸し出されており、「活気」が感じられないんですよね。
外から見ると、1階の共用スペースと思しきところに、高齢者が数人いるのが、ガラス越しに見えましたが、皆さん車いすに乗せられそこに「いる」だけの感じで、虚ろな目で窓の外を眺め、所在なげにしています。
その様子にも、僕はちょっと変だなと感じました。
実際、インターホンを押して受付の女性に聞いてみると、基本は訪問介護事業所のようであり、そのオプションとしてサ高住も併設している、そんな感じみたいなんですよね。
なので、サ高住とはいえ、入居条件は介護認定を受けた人に限定されるとのこと。母も物忘れはひどくなっているとはいえ、介護状態ではないので、入居条件を満たしていないことがわかりました。
元気な高齢者は入居しておらず、介護度も高めの入居者が中心のようであり、それで活気がなかったのだなと、合点がいきました。
基本は施設内で日々の生活が完結しているようですが、その割には、有料老人ホームのように、施設内のレクリエーション機能が充実しているわけではないので、ここに元気な高齢者が入居してもストレスが溜まるように思いました。
いずれにせよ、これで再び振り出しに戻りました。
母の希望も潰えたので、再び次の住まいを探し、そこに向かって走らねばなりません。
母は暇なので、次の住まい探しのことだけを考えておればよく、一人で妙案など出てくるはずもないので、実質的な手足である僕に対し、再び「理想の住まいを探せ」という圧が強まることが容易に想像されます。
ただ、幸いにして僕自身、今は比較的動きやすい環境にあり、ここで母の終の住まい問題を解決しておかないと、この先いよいよ、きつくなる可能性が高いため、そこは母の意向を踏まえ、住まい探しに動いていきたいと思います。