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発達特性がある≠発達障害

発達特性というものは、生まれてきた人全員が持っています。

目で見たものを「記憶する」「理解する」
耳で聞いたことを「記憶する」「理解する」など…
様々な能力が、成長と共に少しずつ発達していきます。

凸凹(でこぼこ)も、皆にあります。
全部同じなんてことは、ロボットになってしまうようなものです。

能力の凸凹が大きすぎたり、特性が強すぎると、
周りとうまくなじめなかったり、同じように作業ができず、
苦労することがあります。

【特性】というと色々ありますが、例えば
・同じことを繰り返すことが好き
・色々なものが気になる
・考える前に動く

いい面もありますが、度が過ぎると困ることも出てきます。
度が過ぎて「生活や仕事に支障が出る」と、「発達障害」という診断がでることもあります。

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発達障害には主に3つの種類があります。
どれか1つの特徴だけを持っている人は少ないです。
何かしら、重なって特徴を持っています。

「発達特性」「発達障害」というと特別な感じがして、
自分とは関係ないことのように思われがちですが、
実は、すべての人に多かれ少なかれ、関係のある話なのです。

「発達特性がある」ことと「発達障害」はイコールではありません。

・診断を受ける
・障害者手帳をとる
・障害者雇用ではたらく

といったことは、
「本人の困り度合い」と「本人の希望」に合わせて決めていくものです。

「診断名がついたり、障害者手帳をとると、色々な制限を受けるのでは?」
と不安に思う人も多いと思います。
そんなことはありません。
本当に自分に必要なのか考えて、納得してから決めればよいと思います。

一人で考えるのが不安な人は、家族や医師、福祉の相談窓口に行ってみましょう。
でも、専門家でも完璧に対応できないこともあります。
うまく自分のことを伝えられないこともあるかもしれません。

そんな時は、「当事者会」などに参加してみるのも一つの手です。
発達2.0というサイトでは、開催イベントをまとめてくれています。)
困っていることに共感してもらえたり、情報交換ができるかもしれません。
色々なところがあるので、自分に合った場所を探してみてください。

また、かもみぃるでは「ゆる茶話会」「YOFUKASHI」という交流の機会を作っています。

かもみぃるは当事者会ではないので、当事者以外の人も参加しています。

・自分の特性と向き合いたい
・自分の使える支援について知りたい、考えたい
・色々な立場の人の意見が聞きたい
・支援者と気軽に話したい

という方におすすめです。
興味のある方は、ぜひお問い合わせください♪

【補足】
診断名がつくと、
・障害者手帳を申請する(必ずしも取れるとは限らない)
・障害者手帳を使って、障害者雇用枠ではたらく
という選択肢を持つことができます。

これについては、また別の記事に書きます。

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