【交響する氷見 002】 能登半島地震に対して、ちいさな農村の楽団ができること
令和6年能登半島地震チャリティーコンサート
「交響する氷見」プロジェクトでは、目前に迫る「春の祭典2024(※)に向けて、練習や準備のラストスパートをかけているところです!
ほんの数人での音合わせから始まった「交響する氷見祝祭管弦楽団」ですが、おかげさまで、少しずつ演奏仲間と出会う機会が増えてきて、さらに、楽器を弾かない地元の仲間たちからも、運営面で多くの力や気持ちを添えてもらえるようになっています!!
そのように、今(2024年4月現在)でこそ、「春の祭典」の実施に向けて確実に歩を進められていますが、令和6年1月1日、能登半島地震が起こった時は中止にした方が良いのだろうか、と大いに悩みました。
この地震によって、能登で暮らす多くの人びとが、今まで当たり前にあった「日常」を奪われてしまった。そんな時に、音楽などに興じていて良いものだろうか、と。
すぐに、繋がりのある能登のオーケストラ団体「管弦楽団 オルビスNOTO」(拠点:石川県七尾市)のことを思いました。団員の多くが被災し、4ヶ月以上経った現在においても、楽団としての活動量の維持に大きな課題感を抱えていると聞いています。
「管弦楽団 オルビスNOTO」は、管弦楽をツールにして人と街に元気を産み出し、より良い街づくり&より豊かな人生を送ることを目指して、長年に渡り地域とともに歩んできた楽団です。
能登に暮らす人々の輪(和)を醸す「管弦楽団 オルビスNOTO」の存在は、地域の宝。その「オルビスNOTO」の音楽活動が、地震の影響で制限されている。
一方、小生が暮らす氷見では、ありがたいことに、不自由なく音楽ができている。人と集えている。
「交響する氷見」と言っても、氷見に住む人たちだけで構成されている訳では決してなく、被害のより激しかった七尾や能登町、志賀町などからも足を運んでもらっています。そして、その人たちの多くは、「オルビスNOTO」と深い関わりのある人たちだったりするのです。
その方たちは、生活するだけで大変なはず。そんな中でも、「交響する氷見」を立ち上げた小生を応援しに、わざわざ氷見まで時間を割いて足を運んでくれているのだ。
そうであるならば…、と思いました。
そうであるならば、小生は、「交響する氷見」は、その応援(恩)をしっかりと受け止めて、足を前に進めることだ。仲間たちと音を合わせられる有り難さと幸いをしっかりと噛みしめながら、胸を張って、地元に向けて、能登に向けて、笑顔で音楽を届けることだ。
そして、こちらからも、応援(恩)を送っていくことだ。
そうして、決断しました。「交響する氷見」では、今回の「春の祭典2024」を、「管弦楽団 オルビスNOTO」の活動に対するチャリティーコンサートとすることにしました。
この動画は、その想いや意義をお伝えするために制作したものです。
4月14日(日)、「春の祭典2024」の当日、会場である久目地区交流館(富山県氷見市触坂)にて、投げ銭・募金を呼びかけさせていただきます。
ご都合がつく方は、当日、会場に足を運んでいただいて、是非とも、ご寄付のご協力をお願いできればと思います!
遠方の方々には、能登の現状を知っていただけるだけでも、ありがたく…(想いを寄せていただけたら、なおのこと幸甚!)。
ということで、上の動画ごを視聴いただいた皆様に、大きな感謝を。
令和6年能登半島地震「能登へキレイ送りプロジェクト」
美容から支援の輪を繋ぎ、能登地区のみなさまが安心して足を運べるサロン環境を整えるための応援の取り組みとして始まった、「能登へキレイ送りプロジェクト」。
「交響する氷見」「藝術農民」は、この「能登へキレイ送りプロジェクト」を応援しています!!
この動画は、支援受け取り側の代表である、「リアルヘアカッティングYOU」伊藤昇さん(能登・石川県七尾市)の、プロジェクトに込めた想いをまとめたものです。
ご視聴の皆様におかれましては、ぜひ、ご支援の輪を広げていただけますよう、よろしくお願いいたします。
「交響する氷見」を、力強く後押ししてくれた人に
農村を、氷見を交響させたいー。
そんなふうに希望を起こして始まった「交響する氷見」の活動ですが…、
立ち上げ当初から、小生の想いに共感を寄せ、背中を力強く押してくれた方がいます。
それが、上でご紹介した、伊藤昇さんです。
伊藤さんは、石川県七尾市で美容室を営みながら、「オルビスNOTO」という管弦楽団を主宰し、能登で、音楽と地域コミュニティの生態系を豊かに醸しておられます。
今回の令和6年度能登半島地震では、伊藤さんを始め、能登半島の多くの方々が被災されました。
もちろん、「交響する氷見」が拠点とする氷見も被災地です。いまだ(2024年4月現在)、日常を取り戻せていない人も、おられます。
しかし、氷見で農を営む藝術農民は、おかげさまで、現在、穏やかな日常を過ごさせてもらっています。本当にありがたいことです。
だからこそ、いまだ日常を取り戻せていない方に対して、微力ながら、何かができればと思うのです。
そのひとつの行為が、この動画制作でした。
小生の急なお願いにも拘らず、嫌な顔ひとつするどころか、大きな喜びと意義を見出して、この撮影・編集に尽力してくれた三輪ちゃん(藝術農民のクリエイティブディレクターです!)。
素晴らしい動画を、ありがとう!
そして、想いを聴かせてくださった伊藤さん、撮影中、笑顔を向けてくれた七尾のみなさん、本当にありがとうございました!
この「能登へキレイ送りプロジェクト」が共感とともに広がっていくことを、心から祈っています!
朋だちのみなさん、ぜひぜひ、この動画、ご覧ください。そして、多くの方に伝えていってください。
それぞれができる範囲で、すこやかに恩を送っていける、そんな世の中になりますように。
■Director : 「藝術農民」クリエイティブディレクター・三輪大輔
■Scriptwriter : 「藝術農民」村長・浅見杳太郎
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