茶の湯の本たち #84 茶道の正体
読み易さ ☆(三点満点中)
専門書です。現代に伝わっている茶道を500年の歴史の視点で検証しています。
織部の茶の湯はファッションとのことです。歴史は作られる、という視点で見ることが大切
このシリーズについて
茶道初心者が茶道の本を紹介する記事です。ほぼ自分のメモがわりです。
本記事では、茶道の初心者向けのおすすめ本を紹介します。
本の中身と関係ないことがほとんどです。
今回の本はこちら
おすすめポイント
茶の湯の歴史を振り返りつつ、現代の茶道にどのように関係するのか分析しています。
目次を見てもわかる通り、色々な点を分析しています
本書では、千宗旦を利休流3代目としており、利休が流派を作ろうとしなかったにも関わらず、流派を作る動きを行ったと指摘しています。桃山時代から江戸時代前期にかけては茶道具が中心であったものから、宗旦の生きた江戸時代前期からは点前中心に移行しつつあった、と考えているようです。
このため、小堀遠州や千宗旦が活躍した17世紀から流儀の意識が出てきた、としています。
読んで思ったこと
これまで読んだ、茶の湯・茶道の歴史の本をもう一回読んでみないといけないな、と思いました。
また、各流派の正当性を主張するために古い書物は作られている可能性も念頭に置きつつ、歴史を楽しみたいと思います
これまでに読んだ、茶道の歴史関連本はこちら
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