グレーゾーンの息子と迎える小学校の壁!揺れる親の気持ち
今月初め、双子の息子たちが就学前健診に挑みました。
兄は定型発達ですが、弟は「発達障害グレーゾーン(ASD)」と診断されており、療育やリハビリにも通っています。
グレーゾーンの診断はその名の通り「明確ではない」ため、本人の状態も日によって異なり、将来のことがいつも気がかりです。
小学校の入学についても、どうしようか…??と不安に思っています。
小学校就学前健診で揺れる親心 ー グレーゾーンの息子に期待したこと
就学前健診後、教育委員会から特別な連絡がなければ、普通学級での就学が可能という話を事前に聞いていました。
10月の初めにあった健診。
連絡がないから「もしかして弟も普通学級でいけるかも…」と少し期待が膨らんでいました。
しかし、今日、教育委員会からの電話が。
なんとなく覚悟はしていたものの、期待があった分だけやはりショックを隠せませんでした。
心がざわつくのを抑えながら、手元にペンとメモ帳を用意して
おそるおそる電話に出ました。
小学校普通学級への期待と現実 ー 支援クラスをすすめられた理由
担当者からやさしく、穏やかな口調でこのように言われました。
「健診の場で指示がうまく理解できなかったり、健診の終盤になると疲れたのか弟さんが寝転んでしまう場面がありました。」とのこと。
つまりは、『このような様子があったから支援クラスはどうか??』とやんわりとすすめられる形に。
もちろん、最後の判断は親にゆだねるそうで、強制ではないらしいです。
グレーゾーンであるがゆえに、普段は「普通学級でも大丈夫では?」と感じる瞬間もあります。
例えば4月から習っているサッカー。
はじめは「やめた方がいいかも…」と思うほどまともに参加できなかった息子ですが、いまでは彼なりにみんなに混じって試合もできています。
療育でも先生の指示通りに課題をこなすこともできるし、できることが増えてきました。
この息子の成長過程を見ていたからこそ「もしかしたら、普通クラスに行けるかも」と期待していました。
でも、グレーゾーンというのは残酷。
しっかりとした診断があれば迷いも少ないのに、グレーゾーンだからこそ「もしかしたら…」という気持ちが余計に掻き立てられてしまうのです。
今回の電話でも、ズドン!と突き落とされたような気持ちになりました。
双子の兄(きょうだい児)への思いもぐるぐる頭を駆け回る
弟が支援クラスに進むとしたら、兄にも悪影響が出るのではないかと心配も広がりました。
弟のことをどのように説明すればいい?
弟の面倒を気にしすぎて負担に感じないか?
学年が大きくなった時にからかわれてしまわないか??
そんな考えが次々と頭をよぎります。
双子の子どもを持つ親ならではの悩みです。
…むずかしい。
グレーゾーンの息子にとって小学校生活で最善の選択とは?
電話を通じて話をしてくれた教育委員会の方も、おそらく気を遣ってくれていたのだと思います。
喋りかたのトーンや口調からそのように感じました。
とてもデリケートな話題であり、伝える側もきっと勇気がいったのだと感じました。
こちらの不安に寄り添ってくれた担当の方に「ありがとう」と感謝の気持ちが湧いてきました。
電話口で涙がこぼれそうになりましたが、息子たちの未来のために、しっかりと前を向くことが今の自分にできる最善だと思っています。
今後なのですが、
グレーゾーンの息子の進路を決めるための面談を受けることになりました。
私だけだと感情が爆発して泣き出してしまいそうなので、
冷静沈着な判断をしてくれる旦那にも同席して欲しいとお願いしました。
きっと客観的&冷静な視点で支えてくれるはず。
何より隣にいてくれるだけで安心。
自分ひとりで抱え込まず、夫と一緒に子どもたちにとってのベストな道を探していこうと改めて心に決めました。
試行錯誤の連続ですが、これからも「揺れる想い」と向き合いながら、家族として一緒に成長していければと思っています。