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【リストラに備える】バーベル戦略のススメ

みなさん、もし明日リストラですと言われたらどうしますか?

どうもSimanecoです。みなさんご自身のキャリアについて戦略をお考えでしょうか。今回はキャリア戦略の1つであるバーベル戦略についてお話をしたいと思います。

先ほどのお話ですが、
・そんなこと急に起こるはずないじゃないか、とか
・私はまだ学生なのでそんな心配する必要ない
とお考えでしょう。

いや、でも待ってください。今や絶対安定だと言われた銀行でさえ数万人規模のリストラを実行している時代です。あまりにも変化の激しいこの時代、急に明日から会社に来なくて良いと言われることも絶対ないとは言い切れません。

そこでバーベル戦略を効果的に実行し、

1浪1留 ポンコツ大学生▶︎東大院物理▶︎大手上場企業6社内定▶︎AI・量子コンピュータのエンジニア▶︎見込年収800万のフリーランス

というキャリアを形成したSimanecoが解説したいと思います。

具体的には
・リスクに備えるバーベル戦略
・バーベル戦略の効用
・時間差バーベル戦略とは

の順番に重要なポイントだけをご紹介していきます。

3分くらいで読めますしご自身のキャリア戦略が劇的に改善されるので、まずはご一読ください。

リスクに備えるバーベル戦略

バーベル戦略とはもともと投資の分野で言われている方法で、自分の持っているお金の85パーセントを安定資産に、15パーセントをリスク資産に投じる戦略になります。元々は安定資産の価値が、地震のような滅多に起こらないことで価値が0になってしまうブラックスワン(黒い白鳥)と呼ばれるこの現象への対抗策として提案されたものです。

これはキャリア戦略としても活用することができます。今は日本の大企業でさえ外資系企業のように大規模なリストラをする時代となりました。かのトヨタの社長も終身雇用は保証できないとの発言もありましたよね。また働き方改革による残業代の削減、正社員と派遣の同一賃金などいつ自分の身が危険にさらされるか全くわかりません。

つまり今の時代はブラックスワンがいつあなたの身に舞い降りてくるか分からないのです。

その対処法としてバーベル戦略をキャリアに応用することを私はオススメしています。85パーセントの時間を今までの安定的な仕事や学業に使い、残りの時間をリスキーな副業や起業などに使う。というものです。

このようにしてもし副収入が月20万、もしくはフリーランスとして仕事がもらえる人脈などがあれば、急にブラックスワンが舞い降りた際も心配することなく次の船に乗り移ることができます。

バーベル戦略の効用

さて、このようにリスクヘッジとしてバーベル戦略は大変有用ですが、同時に大きなメリットもあります。それはリスク回避のみならずリスキーなキャリア選択が大きな可能性を秘めていることです。

バーベル戦略はもともとの安定資産があるために心理的な安心感を得ることができ、その分残りの15パーセントは思いっきりリスクを取ることができます。

このバーベル戦略を実際に実行したのが、かの天才物理学者アインシュタインになります。アインシュタインは20代の頃に特許局で公務員として安定収入を得ていました。彼はその傍らで当たるかどうかも分からない論文をいくつも書いていたのです。実際にアインシュタインの偉業である相対性理論の論文は、最初のうち誰にも理解されずそのまま闇に葬られようとしていました。そんな中、当時物理学界では知らぬもののいないマックス・プランクが論文を見つけ出し、アインシュタインはとてつもない成功をおさめたのです。

アインシュタインがいた当時は1900年代、その後若手研究者の台頭が盛んになった頃で、言ってみれば研究界の戦国時代のような頃でした。乱世ではこのような大きな夢が叶う時代でもあります。

同様に今の世は戦国時代のように様々なベンチャー企業が下克上を狙っています。それは私たち個人も全く同じで、なんの実績もなかった個人が億を稼ぐようになってきました。つまり何者でもなかった自分自身が大きなリスクを取ることで、金脈を掘り当てるかもしれない。そんな魅力的な時代でもあるのです。

時間差バーベル戦略とは

それでは最後に、この乱世をさらに効率よく生き抜く時間差バーベル戦略について解説を行いましょう。時間差バーベル戦略とはバーベル戦略の安定キャリアとリスクキャリアの時間をずらす方法になります。

つまり
・安定的なキャリアを後半に持ってくる
・リスキーなキャリアを前半に持ってくる
というものです。

バーベル戦略では15パーセントしかリスキーなキャリアに時間を割けなかったわけですが、時間差バーベル戦略は安定的なキャリアを得るまでの期間100パーセントの時間をリスクキャリアに費やすことができます。

具体的な話をすると、学生の場合は
・大学、大学院への入学を確実にしつつ
・それまでの猶予で起業する
社会人の場合は
・転職時期を先延ばしにして
・それまでの猶予でフリーランスの準備をする

といったものです。

私自身、大学から東大物理の大学院に進学する際と、フリーランスをする際に実行しました。

前者について具体的に説明すると、当時大学4年生だった私は就活で内定を一社持っていました。その内定を保持しつつ心の余裕を持った状態で持てる全ての時間を東大の大学院受験に突っ込み、合格をいたしました。

このような話をすると東大の大学院は簡単なんでしょとか、よく聞く学歴ロンダリングね。との声が聞こえそうですが、東大の理学系研究科物理学専攻はノーベル賞受賞者を何人も排出する圧倒的に難易度の高い専攻になります。東大でもかなりの人数が進振りそして院試で落とされると聞きます。なので思っているほど簡単に受かるところではありません。

私はここでなんとか合格し今に至るという形です。もし完全に就活と並行しながらの勉強だったら、このような成果を得ることはできなかったでしょう。

ここまで私自身の話をしましたが、この時間差バーベル戦略は賛否両論あると思います。企業や大学などの組織を足蹴にするようなそんな戦略、倫理的にどうなのか。と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかしそもそも個人が組織の言いなりになっていること自体おかしくはないでしょうか。

本来組織と個人は対等な関係であるはずです。

会社と従業員は対等な契約関係であり、入社を強制されるものではありません。また大学や大学院などはこちらがお金を払っている以上対等な関係であり、入学を強制されるものではありません。にも関わらず必ず組織に入り尽くさなければいけないという常識に縛られている方は多いのではないでしょうか。

確かにこれは組織を運営する経営者からすれば確かに大変都合の良い話です。従業員は会社の言いなりになってもらった挙句、経営者は極めてドライに個人を切り捨てます。むしろそうしなければ健全な経営はできません。それでは私たち個人はどうでしょうか。

一昔前は会社の従業員は家族、リストラなんて絶対できない。そんな経営者はたくさんいました。しかしもうそんな牧歌的な時代ではなくなってしまったのです。そう、今や大企業は私たちを守ってくれません。私たちは個人の実力で生き抜かなけらばならない。その武器として時間差バーベル戦略は最強の戦略になります。

ここまで活動についてお話をしました。いかがでしょうか。
私のnoteでは自分の活動に関するテーマで情報発信をしています。
本記事がいいなと思った方はぜひライクを押してもらえると励みになります。

それではまた。



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