2024/12/1, 8 コンサートのメモ

最近の平日は、毎朝コンサートを聴いている。
というのも、NHKBSのクラシック倶楽部の存在に気づいたためだ。おかげさまで整い効果を感じながら、まぁ職場でそれなりに色々あるのだが、なんとかやっていけている。
だがタイトルにした日は、自分の体をコンサートホールに移動させてきいてきた。
12/1はケラスのバッハ無伴奏。12/8はイッサーリスとコニー・シーのソナタやら何やら。
前回のレッスンで「右手は弓の配分が大事だから」と先生に言われたのが頭にあったので、音だけでなく「どんなボウイングをしているのか」というのを観ていたような気がする。
まずはケラス。同じ音型で細かく弓を返すときに、弓の根本から始まり、徐々に先へ向かう。違うフレーズに入ったときに弓先から輝かしく始まり、これが弓の配分を計算し尽くすということなのか……と背筋がぶるっと震えた。
ケラスが実際に計算し尽くしたのかは知らないが、少なくとも何も考えずにできる動きではないはず。
「これが弓の配分だよ」と完成品を提示されたような気がした。
そしてイッサーリス。個人的にすごいと思ったのが、ベートーベンチェロソナタ3番の冒頭である。
何だかよくわからないが、まぁとにかくすごかった。
我ながら言語化できていないのだが、シンプルに言えば、弓の返しが同じスピードということなのかもしれない。ただ、それだけではない……気がする。
技巧が音楽の中に溶け込んでしまって、分離できなくなり、私には「なんかわからんけど、なんかすごい!」としか言えなくなったのかもしれない。

普段テレビでみる様々なコンサートでも、多様なジャンルに触れられて色んなことに気づくが、来年はもっと生の音を聴きにいきたいなぁと思うのであった。

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