あなたはこういう人だからという先入観は損をする。
誰かと会った時、先入観抜きにその人を見れているかということを常に考えます。先入観があると、その人の本質が見えなくなって、決めつけて話をしてしまう時があるからです。
決めつけて話をされる立場になるとわかりますが、けっこうな不快感だし、望む人間関係は作れません。
決めつけて話すことの危険性。
あの人はこういう人だから気をつけた方がいい、こんな噂を聞いた上で、その人に会ったとします。聞いた噂は先入観になってしまい、どうしてもそのフィルターを通してその人を見てしまいます。
例えば、それが悪い噂だったとしたら、どうでしょうか?会ったその人がいい人だとしたら、そのフィルターを取っ払うことができるのでしょうか?
もし、その人が本当はいい人で、その噂をした人に悪意があった場合、その人に対して決めつけた言動、態度が知らずにでてしまうかもしれません。
いい噂、悪い噂、どちらにしても、聞いている評判というのは、その人にレッテルを貼ってしまいます。
先入観を取るためには。
僕も、前評判で誰かを判断してしまったことがありました。でも、実際に会うと全く違っていて、その評判を前提にした接し方が、どれだけ無礼なことかを知りました。
逆にされると痛いほどわかって、あなたはこういう人だから、こうなんでしょ?これをいつも押し付けられた会話になってしまいます。これでは話にならないし、関係を積み重ねていくことはできません。
誰かと会って話すということは、一回きりのことではなく、出会ったことによって、どんな関係を築いていくかだと思っています。
お互いwinwinが理想ですね。
ですので、最初に先入観で接してしまうのは勿体ないんです。
先入観を一旦置いてフィルターを外す。
フィルターを外すのは、けっこう大変です。あなたはこういう人だからという決めつけは、自分でも意識できていない場合が多いからです。
そして、決めつけていることは、自分も自分に対してレッテルを貼っていることと同じ場合が多いんです。
他人=自分
この先入観を取っ払う方法は、決めつけて話す前に、一旦置くことしかありません。意識して切り離していく。
それから、もう一つ、自分に対して貼っているレッテルを剥がしていくこと。この2つしかありません。
自分に対して貼っているレッテルは、いわゆるコンプレックスです。人と比べて自分が劣っていると思い込んでいるところになります。
本当は、人と比べることに意味などなく、自分が持っていないものを相手にみてしまうから、落ち込むだけです。
それは、ハッキリ言って無意味です。
僕も飽きるほどやりましたが、どんどん自信を失うだけで、心がトゲトゲして何にもなりませんでした。
そんなことをしている時間があったら、自分の好きなこと、夢中になる時間を作ったほうが100倍意味があります。
自分の好きなことに夢中になれると、人のことは気にならなくなっていきます。そして、好きなことに没頭してる自分が好きなことに気づき、自信がつきます。
そうすると、誰かと会った時でも、人と比べることがなくなり、先入観を取っ払うことができるようになるんです。
先入観を取るには、自分が夢中になることを続けていく。これが一番近道です。
自分の人生を生きられる人が増えていくと、人間関係も変わっていき、世界も変わっていきます。そして、社会全体が変わっていくと思います。