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マガジン「eXchan square」寄稿者募集!

こんにちは!シルクロード文庫の渡邉俊です。

当文庫はシルクロードの宗教、美術、経済などにまつわる蔵書を保管し、一般に公開している専門図書館です。
noteでは、当館のイベント情報を紹介したり、マガジン「eXchan square」では当館の蔵書の紹介を定期的に更新しています。

▼シルクロード文庫発掘記

「eXchan square」では、読者の皆さまの寄稿を随時募集しています!

《eXchan squareとは》

マガジン名の「eXchan」は、「exchange (交流)」からきており、”自由な交流広場”の意味を込めています。

イスラム世界での市場である「sūqスーク」「bāzār バザール」では食品・お菓子・衣類・道具など様々な雑多なお店が立ち並ぶほかに、広場に語り物師、吟遊詩人、軽業師、曲芸人、道化者、レスラーがやってきて、それぞれの芸を演じてみせていました。
チャイハーネ(喫茶店)は人々の情報交換の場にもなっていました。(平凡社『イスラム事典』「市」を参照)

 『イスタンブールが面白い 東西文明の交流点を歩く』(小田陽一 文・写真、増島実 写真 、講談社、1996)

イスラム文化研究者の黒田美代子氏は、自著『商人たちの共和国』の中でこう述べています。

スーク※を訪れる者は殆ど例外なく次のような印象、感想を持つ。スークそのもの、そこで展開されている活動、ひとやものの動きの全体的な印象は、迷路、乱雑さ、不規則性、ごたまぜ、風変わり、曖味模糊、異国情緒、不明瞭、珍奇等といった定義し難い、不定形なものに冠される表現で示されるようなものである。きっかりきちょうめんな者はこの乱雑さに嫌悪の念を抱き、他方乱調に美を覚える人々はそこに「千夜一夜」の世界のような感興を見いだす。
※アラビア語で「市場」。バザールと同義。

黒田美代子著『商人たちの共和国』(藤原書店)p14より

まさに大規模な何でもござれの場であり、「eXchan square」はスークのような「乱雑でごたまぜで自由な交流の場」を目指しています!

例えばnoteのアカウントは持っていないけど、書評や日記、エッセイで自分が日々考えている何か文章を発表したいと考えている方。

美味しかった食事について、記録を残しておきたい方。

イラストや写真、立体物、音楽などの創作物も発表したい方。

テーマも形式も統一されていない乱雑だからこそ浮き上がってくる独特の雰囲気が醸し出されると思います。
是非、「eXchan square」を発表の場としてご活用して下さい!


《寄稿の要項》

◼️内容
テーマ、文字数は特に規定はありません。
テキストでも良いですし、イラストや漫画などの創作物でも構いません。
とはいえ、テーマがあった方がアイディアが浮かびやすいという方もおられると思いますので、ひとつテーマを用意しました。

テーマ:【シルクロード 絹の道】

シルクロードを題材に是非、文章や創作に取り組んでみてください。
「eXchan square」にて掲載させていただきます。

◼️投稿形式

テキストは、プレーンテキスト、docx、Googleドキュメントのいずれかでお願い致します。
ファイルの場合は添付、Googleドキュメントの場合はURLでご送付ください。
記事作成者の名前を文末に記載しますので、投稿の際はお名前を明記してください。

画像はJPEG、音楽はMP3かAACでご送付ください。

◼️〆切
〆切は特にございません。随時、応募ください!

◼️掲載の条件

自由の場とはいえ公序良俗に反するような題材の場合は掲載を見送らせていただく場合がございます。

「sūqスーク」にも広場には「市場監督官(ムフタシブ)」が、昼間常在にして、大市場全体を統轄していたそうです。(平凡社『イスラム事典』「市」を参照)

健全な発表な場を維持するため、原稿はシルクロード文庫編集部で確認したうえで掲載とさせていただきます。

◼️その他

ご寄稿して頂いた方には、シルクロード文庫にいらした際に美味しいコーヒーを一杯振る舞います!

《送信先》

記事を投稿くださる方は下記にご連絡ください。
srlbunco⚫︎gmail.com(⚫︎→@)

メール件名は「eXchan square寄稿について」でお願いします。

皆さまのご寄稿お待ちしています!

text by 渡辺俊

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