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シルクの裁断くずで作った、温かいブランケットができました。

こんにちは。SILKKIの作り手の川上です。
長かった夏が終わり、ようやく冬らしい気候になってきましたね。
本日はSILKKIの新しい試みであるアップサイクルのアイテムをご紹介したいと思います!



蚕の命の力とたくさんの手仕事でできた布、最後まで使い切ります。

パッチワークのような雰囲気のあるこの布は実はこれまでSILKKIの衣服を作る際に生じた裁断くずでできています。SILKKIの衣服に使っている様々な種類のシルク布は全て私たちが作ったオリジナルの生地。蚕の命の力でできた布であり、たくさんの人たちの手仕事が詰まったこの生地たちを最後まで使い切りたいという思いから、私たちは裁断くずをこれまで捨てることなくずっと保存していました。

これまでの衣服の製造過程で生まれた裁断くずたち。数年分なので実際はこの倍以上の量があります。。
ふわふわと優しい質感です。

このシルクの裁断くずを一つ一つ貼り合わせ、一枚の布に仕立てました。
そこにはまた、桐生の素晴らしいものづくりをなさっている方達の手仕事が生きています。

桐生の素晴らしいものづくりメーカーの方達と共に作りました。

無数の針によって生地の繊維を絡め合わせるニードルパンチという手法。
その手法ができるメーカーは国内でも2社のみであり、そのうちの1社が私たちのいる桐生産地にあります。
澤さんご夫婦。気さくで優しく妥協のないものづくりを長年貫いていらっしゃるお二人は、これまで国内外のビッグメゾンや人気ブランドの服地を中心としたテキスタイルを多く生み出している方達です。何度も試作を重ね、失敗も繰り返しながらようやく温かくて柔らかいブランケットのクオリティにたどり着くことができました。

SILKKIの川上も制作に参加し、最後の微調整をしました。

胸を張って「環境に配慮してる」と言えるブランドとして成立するために。


もともとSILKKIは、「物が溢れるこの世の中であえてものづくりをすること」に対し慎重に考えたい思いを持ちながら始めたブランドです。
小さな織物工場だからこそできる柔軟な取り組みとして、なるべく無駄のない、ゴミを出さない生産方法に向き合ってまいりました。だからこそ布づくりから服作りまで全て桐生市にて完結させることで物流のCO2排出削減に配慮したり、今回のように本来破棄されてしまうものを再度資源として扱うことでより環境に配慮したものづくりを行うことができると信じています。

ただ、出来上がった商品が使いづらいものでは意味がありません。
そこは何度も考慮しながら、最終的には直感で肌が気持ちいいと感じることができるブランケットを生み出すことができたと思います。


オンラインショップにて販売中です!

こだわりの詰まった、アップサイクルブランケットは都内での出店にて完売いたしましたが、再生産しSILKKIのオンラインショップにて販売しております。
ぜひこの機会にご覧ください!

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SILKKI shop 桐生店
住所: 群馬県桐生市巴町1-1123-6
営業日: 月〜金(不定期で休み有り。お電話にてお問い合わせください。)
営業時間: 13:00~18:00
電話番号: 0277-22-0541

Online shop: https://silkki.shop

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