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【読書の時間】それってほんとに自分だけの答えなの?

題名:「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考
著者:末永 幸歩

▶︎この本を選んだ理由

ラジオで何人かの方がおすすめしているのを聞いて手にした一冊。

▶︎感想

この本のキーワードは、”アートとは”

▷アートとは?
その答えが書いてあるわけではない。

何がアートであり、何がアートでないか?

という問いが立てられて、正解のない自分だけの答えを考えさせられる。

▷自分だけの答えとは?
例えば美術館に行った場合、作品を見て何を思うか?

作品の解説を見て、この作品の背景や成り立ちを観て、作品の正解を探しはいないか?

私は完全にそんなタイプ。
それでわかった気になっていた。

しかし、それは自分だけの答えではない。

作者の思惑や思想とは関係なく、
観た側、鑑賞している自分が何を感じるか、そこに自分だけの答えを出すということ。

私にとって長年苦手としてきたこと。
昔から正解のない美術よりも正解のある数学が好き。
美術も創造画や抽象画よりも風景画や写生の方が好き。

物事には正解があると思いこんでいた。
その時点で自分で考えるということを放棄していたのかもしれない。

▷アートという植物とは?
たんぽぽに例えられている。

-興味のタネ 7色に光る
自分のなかに眠る興味、好奇心、疑問

-探究の根
自分の興味に従った探究の過程

-表現の花
そこから生まれた自分なりの答え

タネや根のない花職人ではなく、
目に見えないタネや根を育てる人が
新しいアートを生み出す。

▷アート思考とは?
”自分の内側にある興味をもとに自分のものの見方で世界をとらえ、自分なりの探究をし続けること。”

これは、アートに限らず何でも当てはまること。

これからの変化の激しい時代に必要な思考である。

▶︎印象に残った一節

これからの時代の子どもたちに必要なのは、すでに存在している職業の中から「正解」を選ぶ力ではなく、むしろ、自分のビジョンや夢をもとに「職業そのものをつくっていく力」のほうだろう。

これは、子どもに限ったことではない。人生100年時代、これからの大人にも必要な力である。

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