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【読書の時間】意識できてる?〇〇コスト

〈題名〉コミュニケーションの問題地図 〜「で、どこから変える?」意識バラバラ、情報共有できない職場〜

〈著者〉沢渡 あまね

〈概要〉
職場でのコミュニケーションについての問題点を的確に指摘して、じゃあどこから変えていくか、明日から使える身近で納得感のある内容で書かれている。

▪️感想

章立が1章、2章ではなく問題地図というタイトルにあるように、街に例えて1丁目、2丁目とユーモアのある構成となっている。

職場でのコミュニケーションの問題。
どんなものがあるだろうか?

・1on1とは名ばかりで一方的に詰められる。
・忖度ばかりの表面的な会話
・ワンマンリーダーについていけない部下達

挙げていけばキリがない。
十数年会社員をやってきて、うまく噛み合ってないな〜と思うことをたくさん感じてきた。

そんな”あるある”問題を的確にてらえていてかなり共感できる。

じゃあこれからどうするかということを、本当に明日からできるレベルで書かれたまさに実用書。

この本のキーワードは、

コミュニケーションコスト

コミュニケーションコストとは、
意識疎通や情報伝達にかかる時間・労力のこと。

コミュニケーションはただじゃない。
自分も相手にも時間や手間がかかる。

時間がかかれば、労働時間が増えて、人件費など金銭的コストもかかる。

そこを意識せずに無駄なメールや報告、会議がなされていて、
肝心の決めることやアクションが曖昧なまま進んでいく。

そういう文化の職場では、高コミュニケーションコストのオンパレードになる。

これを認識している人はどのくらいいるのだろう。

きっと自分も含め気付かずにコミュニケーションコストを高めていることがあるのだろう。

まずは、コミュニケーションコストがかかっているものは何かを認識するところから始めてみよう。

▪️印象に残った一節

越境体験を取り入れる

著者は、他の本を含め一貫して主張している。違う環境に身を置くことは時に勇気がいるが、その先にはきっと今想像できない違った景色を見ることができるのだろう。小さな実験から試していく。

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