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【醸す旅】古酒を楽しむ島 沖縄県宮古島
気になった全国各地の発酵食品を巡る旅の記録です。
■沖縄県宮古島で醸す旅
目的は、琉球泡盛
沖縄に来たときはいつもなんとなく泡盛を飲んでいたんですが、
正直詳しいことは何も知りませんでした。
そこで今回宮古島で作っている琉球泡盛の見学に言って来ました。
▶︎泡盛とは?
米麹と黒麹菌を使用した蒸留酒のことです。
蒸留酒とは、
醸造酒を加熱して気化させたアルコール分を冷やして液体にしたものです。
アルコールの気体を集めたものなのでアルコール度数が高くなります。
例えば
ビールからはウイスキー、
ワインからはブランデー、
日本酒からは焼酎。
が生成されます。
アルコール度数が高いので保存性がよく、長く楽しめる。という特徴があるそうです。
泡盛とは?
お酒作りの原材料に含まれる麹菌に黒麹菌を使ったもの。
黒麹は、他の麹よりもクエン酸が多く含まれているからもろみの酸度が高く、
高温多湿な沖縄でも腐りにくいそうです。
沖縄という環境が、黒麹菌を使った蒸留酒である泡盛を産んだんですね。
■散策ルート 所要時間:約90分
▶︎ 琉球泡盛 株式会社多良川
珊瑚の島、宮古島のミネラル豊富な水、原材料の米、酵母にもこだわりがあり伝統的な手法で作られています。
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特徴的なのが、お客さん専用の洞窟。
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ほぼ天然の洞窟。
ひんやりしているのかと思いきや意外と蒸し暑い。
泡盛の楽しみ方の一つに「古酒」というのがあります。
熟成させて風味を豊かにし、コクが増します。
ここでは、自分の泡盛を長期保存することができるんです。
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子どもの20歳のお祝いのために、将来の自分へのメッセージ、など
皆んなそれぞれの思いでメッセージと共に残しています。
薄暗い洞窟の中にずらっと並べられたかめや瓶に希少感があって、
美術館で貴重な作品を見ているような感覚になりました。
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製品の貯蔵庫も見せてもらいましたが、
現代の洗礼されたものではなく、伝統的な蔵で泡盛の入った大きな甕がずらっと並んで居ました。
最後に商品の試飲ができます。
私は他の酒造との違いはわからないですが、
熟成年数の違いで飲み比べてみると、全然違いました。年数が高いほど濃さを感じる。
これがコクなんですね。
他にも印象的だったのが、ミルク酒。
宮古島特有の飲み方、練乳割りというのがあるそうで、それを商品化したものです。
まろやかで泡盛そのままは苦手という人でも飲みやすい。
泡盛のコーヒー割りというのもあり、
この2つを合わせると泡盛のカフェ・オ・レになるんです。
ミルク酒を買って帰りました。
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伝統的な手法を続けながら新しいものを作り出しているそんな会社なんですね。
■個人の感想
それぞれの土地や環境で特徴があり、作り方や材料も違うけど、どこか繋がりがある。
ルーツをもっと知りたいなと思いました。
伝統は守りつつ、その時代や環境に合わせて変化してきたのかなと奥深さを感じました。
正直泡盛は苦手でしたが、見て知ることによって、味だけでない美味しさが伝わってきますね。
知って食すことでより美味しさを感じるという体験を増やしていきたいというのが、この醸す旅の原点だと再認識しました。
私の醸す旅はまだまだ続きます♪
最後までお読み頂きありがとうございました!
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